■よく、推しに生かされていると言いますが。
自分もよくそう思います。推しと言っても相手もビジネス、仮につぎ込んでも明日にはビジネスを止めてしまうかもしれないし、廃線になるかもしれないし、駅がなくなるかもしれないし、特急が来なくなるかもしれないし(他)コロナ禍で経営自体怪しくなっているし
ただ漠然と「あ、鳥取へ電車で行こう」とか思っているうちは、多分生きていると思います。そう思って働いて、貯金して、そのうち多分下ろして、みどりの窓口でニヤニヤしながらお姉さんに「ちょっと長めの切符欲しいんですが」と言うんだろうと思います。
だから
長い歴史も、沢山の手間と予算と愛情と、お客様からの愛顧で走る電車・鉄道を、あたかも自分の愚行のステージにするような輩は(以下略)。
鉄道のいいところは、オープンな所です。金さえ払えば、華族でも(現皇族は多分「無賃」だと思うが)、軍人でも庶民でも、車両に乗る事が出来ます。そのオープンさをはき違え、自分のバカさをアピールするアホが(略)。
■谷崎の本を読んでいます。戦中戦後の、細雪完全版が刊行されたあたりの身辺雑記です。
谷崎、とにかくいつも人に囲まれていてすごいなと。しかも伝統芸能の人達や、京都の文化人達が多いです。いわゆる文壇としての付き合いもあったと思いますが、谷崎が好きなのは違う層の人達だったのかなと思います。
(佐藤春夫と交際とか。谷崎の文壇としての付き合いは、「合わない」「張り合う」「喧嘩する」「焼け野原」事が兎角多い気がする)
ああそっか、谷崎と付き合って、自分達の活動を文筆を通じてアピールしてもらうため・・・とも邪推しましたが、谷崎は嫌いなものは嫌いとハッキリいいそうなので、そういう接待的なものは拒みそうな気もします。
こう思うとなんで荷風は孤独死したんだろうと思います。孤独死自体は結構ニュースになったそうです。荷風と付き合うとお得だよ!!的な事は自分も言えませんが、本当の孤独って荷風みたいな人のことを言うのかなと思います。
谷崎も、荷風の死に方を知って生き方を決めた向きもあったとどこかで読みました。 |
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