madeingermany

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...... 2022年05月01日 の日記 ......
■ 放浪記   [ NO. 2022050101-1 ]

■涼介。東堂塾のあたりでは、あくまで外報部長の史浩を前に出して〜という感じだったと思いますが。ドライバーもあくまで啓介・拓海なので、涼介って何なん?という感じにもなったでしょう。普通、ドライバー=リーダーです。

多分、茨城以降なんとなしに前に出て来た気がします。エボ5&6のチームで考えが変わったのでしょうか。涼介のそういう所好きです。



でも、本気で喧嘩売られたら、松本さん・啓介・拓海といるんだから、涼介が何と言おうとも、史浩・ケンタ・宮口がバンの中に入れさせるでしょう。アニキをかばえ!とか啓介が言うから。

涼介、妙にお嬢さんげな所があるのかもしれません。世間知らずの怖さというか、普通の人の出来ない事が出来るマイナス面?というか。守ってもらえる時は、守ってもらえよと思いました。




■放浪記を読み終えました。

知らなくてもいい情報として。

・その後、すごく優しい人と結婚して、作家業を助けてもらえる。

・貧乏がテーマだが、その後大金持ちになる。

・新宿に豪邸が残っている

・日本中、例えば屋久島や直江津へ旅行すると「林芙美子!!林芙美子の!!あの、スーパー有名作家林芙美子の!!知らないはずないでしょ?!」的な勢いで、看板がある。

思えば屋久島の出てくる場面、すごく短いのだけど。多分、滅茶苦茶有名なフレーズを残したので、切っても切れなくなったんだろうと思う。伊香保も同じかもしれない。




純粋に作品として楽しむべきなのか、林芙美子個人のドキュメントして読むべきなのか。

作家個人の個人情報として読むには、多分分量が少ないだろうなと思います。放浪記は時間も場所も飛び飛びです。尾道に行く〜と書いてあるから、次の章は尾道の話かというと、東京に舞台が変わっていたりします。

人間関係も、いつどこで男と知り合ったのかまでは書かれません。急に男に金をとられたり、殴られたり、痴漢されたりします。

自分の思う小説じゃないけれど、かといって、林芙美子の場合起承転結を書いても「悲惨」な場合が多いので、これでいいなと思いました。康成も「悲惨」ですが、やっぱり男性の書く「悲惨」なので、文章がまとまっていても他人事だなと思います。(もう好みの問題か)

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