 ■子安さんの破壊力というか同時に創造でもある何かって、とんでもないんだよなと考えていました。主にウテナからですが。
・最初、ウテナも普通の美少女ものだったらしい。
・ややダークかつギャグ、クールに生徒会編終了、
・「分かりやすい」黒薔薇会編も終了
・世界の果ての話になり、冬芽も再登場。とにかく冬芽はえぐく、少女漫画版だとただの気取った男なんだが、アニメで子安さんの声が付くと、えぐくてヤバくて(語彙がついて行かない)
・このままだと冬芽に食われるので、暁生役の小杉さんも「はじける」。ウテナ、伝説になる・・・ウテナのえぐみ、7割くらいは子安さんの演技が煽ったんじゃと思う。それでも冬芽はよく分からない男だった。絶対に言動だけじゃ内面を悟らせない男。
よく分からないけれども。子安さん、行間を読む力が半端ないのかなと思います。涼介の場合も、「涼介がしないことはしない」感じでした。キャラにプラスもマイナスもしない演技なのに、どうしてあそこまで何かがスパークするのかと思います。刺身って切り方で味が変わるって奴でしょうか。
■一日中、どうやって高橋兄弟ボーカルCDを受け止めようかと考えていました。
・普通のシンガーソングライターのように(?)、必ずしも歌い手の気持ちとかではなく、一種の創作物だと思って聞いてみる
涼介の歌が余りに暗いので、心配過ぎて聞きにくいから、一種の彼等を題材にした創作物だとして聞いてみる。漱石だって、かなわなかった人妻に本当になんかした訳じゃないし。
創作物=本人ではないとして。
それにしてはカラッとした啓介のソングはいいけど、涼介のドツボ的な歌はどう受け止めればいいのか。
誰かが高橋兄弟、または各個をテーマにしてキャラソンを作った、そう思う。涼介なんで、渡された楽譜通りに歌って澄ましていそう。
うーん、うたプリだと歌詞も曲も劇中でキャラが「作った」曲だし、どう考えればいいのか。「俺の気持ち込めたよ!聞いてね七海!」みたいなのに慣れ切っていた。
真子沙雪の曲だと、まんまインパクトブルー!って感じで一切悩まないんだけど、涼介だけガチにブラックホールだなと
・作詞作曲、高橋兄弟と解する
それにしては、自殺未遂最大2回のアニキと一緒に、こんなハッピーで明るい歌うたえる啓介が分からなくなる。
奇跡の薔薇はアニメではなんとなく雰囲気で聞いていた。高橋兄弟の述懐?とすると、他の歌との整合性が
悩みがちな涼介
異様に前向きで力強い啓介
と、兄弟拓、と思うと整頓できるのかなと思う。暗い人生だった涼介も、拓海と言う光に出会って・・・とかいう解釈は成り立つ、と思う |
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