■多分、うっすら読んだ事のある・知っている人もあるだろう三国志小説があるんですが。
天華
ぶっちゃけ、エロ耽美歴史パロで終わればへーで済む小説だったろうに。文章の出来がよく、ある意味歴史ものを極めたような情報量、いわゆる女性ならではのまとめ方、視点なんて面からも、相当点数の高い作品です。
恐ろしいのは。三国志系の何かを一回以上完全に読み通した人向けのつくりなので、グイグイと歴史的事実をちりばめ、セクシャルな面を省けば、十分他の小説と表舞台と競えるだろうことです。
話のメインが、孔明の内面?なので、読む人を選ぶ作品になりました。でも何回読んでも、多分スッキリしないだろう気がします。
なんで今この小説を思うかというと。
・とにかく美形の主人公 (※男なんだが、劇中の美姫たちから「かなわない!」とかガチで思われる)
・頭いい まあ孔明だから
・だが性格は悪い 本当に悪い
・トリッキーな悪党と言うより、ただただ受け要素を煮詰めたようなキャラ
大体この小説は、ムキムキの武将×はかない乙女孔明で展開される。一巻〜最終巻までほぼ同じ。歴史ものなので、ムキムキ武将にも孔明にもお妾さんがいるので、それぞれに子供はいる 故にカップリング要素だけ進行し、神経戦の連続になる
好みっちゃ好みなんだけど
誰も救われないし、死人が多すぎるのが難点。女性の扱いも兎角ヒドイ。心身両面で読むのがキツイ話でもある。三国志なので、何万もの人が一夜で死ぬのはあるけども別路線のひどさ(小説のカラーですと言えば成功例なのか 支持層は厚い。復刊したくらいだし。)
かよわい頭いい、宿命のトラウマ持ち?な顔のいい成人男性キャラと、ムキムキ。・・・・イニDにいたなあと思いました。あくまでカーバトルマンガなので、大量死の場面とかないですが、涼介の設定の危うさは涼介を「狂言回し」にして初めて抑え込めるのかなと。
京涼という、涼介メインのフィールドで考えると涼介ってこんなにヤバイ人だったっけと思います。せめて劇中で医者になるだろう事に対する意義を語る涼介とかあったら、また違ったかもしれません。
京一は
ムキムキの頑固者ですが、涼介とバトルと言う共通言語があってよかったんだよなと思います。啓介には嗜虐的なキャラに見えているかもしれませんが、京一程「自分も相手も安全第一」なキャラも、イニD広しといえども少ない気がします。
何より、頭脳戦で十分涼介と戦えるし(他沢山語れるけど今日はここまで)Content-Disposition: form-data; name="image"
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