■そんなわけで、ドッピーカンを読んでみました。時期的にはイニDの前の作品になります。
・走ってばっかのイニDもありだったと思う。劇中に人間関係を取り込もうとすると、中里のぷるるんが端的な感じで、多分「まとまらない」。(中里はいい奴だけどなあ)
涼介の話が、「長年の婚約関係にあったカップルに、その場の雰囲気で干渉し、女は自殺、男は死神になる、そして涼介は死神に殺されかける」という、なかなかないドロドロ。
(涼介は多分香織さんについて、何もわかっていないと思う。死ぬ前も後も。一回目の命日には何していたんだろう)
・・・・イニDの後が高嶺の花、セーラーエースだとすれば、イニDの方が特異だったのかなと思える。京一さんみたいなキャラ、何かのバグだったんだろうか。
・三角関係好きなのか?というか、マンガ的には肉体関係って、ある意味なにかのゴールでもあるので、そう頻発されると困る。世間的にはそうなんだろうか。
男女がいい感じになる〜実は別の男・女がいて〜の繰り返しなので、どのキャラ同士も実はすれ違いが多い。
マネージャーとノリとか、そもそも「女の子が平均以上に可愛くて自分に好意がある」から始まった関係で、女の子がかわいそうすぎる。フェイドアウトした晶、描かれない部長のカップルの方が安定しているのかもしれない。
晶のお母さんとか、やっぱり娘が先生とと言うのに思う所があって、北村押しだったのでは。
・イニDで、よく美佳ちゃんが
脱がされたり
暴力振るわれたり
拓海との露骨な場面が出て来たり
本当は別の男と付き合っていたり
拓海が何を間違ったが「処女ですか」と聞いたり
しないなと思ったけど、何らかの力が働いていたんじゃないかと思う。なつきの売春とか、受けなかったのか作者が思ったほど人気が出ず、ヒロイン不在〜交代になったのは、それくらいイレギュラーな事なのかと思っている。
ターゲットが若い男性の漫画なので、仕方ないのかもしれないけど。どうであれ、キャラ達の幸せな姿が見たいわけで。美緒とか、暴力振るわれる意味あったんだろうかと思う。
ノリやメンバーとの友情マンガに全振りした方がよかったんじゃないかと思う。そもそも先生、「ちょっと不幸なくらいが受ける」という信条もあるようだし(でも拓海の扱いはかなり酷かったのでは) |
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