■以下雑感です。
・しげの先生の特徴は、無機質を描く上手さだと誰か言っていた気がする。車とかバイクとか、本来「物」なのだけど、非常に雄弁。
本当に雄弁
これだけは、デビュー当時からMFまで変わっていないと思う。同じくらい、「女子高生のパンツ」が描きたくてならないのも、同じだなと思う。目下、初期から読み進めているけど、パンチラ他を実に熱心に描いている。
番外編の真子とか、あれいらんのではと思うが。真子の裸を見ているのは沙雪、パンツを見ているのは「読者」なんでセーフか。
少女漫画が必ず、「あたし誰君のために死ねる!」みたいなノリ必須なのと同じで、「俺、あの子とセックスしたい!そうでないならパンツ拝みたい!」というのが、あるのかも。
流石三大欲求。食う・寝る・性交する。
が、車もバイクも、それ自身には三大欲求がない。オーバーレブ!では車がたまにしゃべったけど、なんか嘘っぽかった。車のドライバーに対する不満が多いからか。
ハチロクは、食べない・寝ない・性交も出来ない。
そんな「物」の魅力を、引き出した先生は誇張じゃなくて天才であったと思う。物と言っても、結局拓海という男の子の話では?と思うけれど、やっぱりイニDはハチロクの話かなと思う。文太の車でもあるし。
ランエボもFCも、ドライバーとイコールであるようなないような、無機質の良さがあると思う。
ピアノの森がカイの話でありながら、メインが音楽の描写でもあるように、「物」とキャラはイコールの様なそうじゃないような、不思議な魅力があると思う。
先生、いいとこ滅茶苦茶あるんだけど。
執拗に女子高生のパンツをのぞくことと、いらん暴行シーンがあるんだよなあと思う。幸せな男女の姿とか、今の所、美佳と拓海しかない(その美佳も、拓海の大怪我という未来があるのか)
(よく言われるけど、絵の線がカクカクしているので、女の子の体には向かないタッチなのではと思われる。水着の全身像などでも、いわゆる「鼠径部(パンツの部分)」を熱心に塗っているよなあといつも思う。
男と車、バイクを描かせたら世界一なのに。エボと京一、FCと涼介とか、男×無機質が絶品) |
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