■京涼と言うか、涼介。
・池谷先輩の様に「モテたい」と思う前に、「モテる」事実がドンと涼介に来てしまっているので、人格形成、単純に経験が足らない
お見合い話は10代からあるのに、体が熱くなるような恋は知らないお嬢様の様だ
色々思うと、香織さんと意気投合?したかもしれないのは、お嬢様同士だからとも言える。ただし涼介はあくまで男性なので、はたから見ると「同じ学校の先輩のフィアンセに手を出した、愚かな男」以外の何者でもない涼介。百合・・・だろ?
京一でよかった
涼介が何かアホなことしていても(※恋愛経験がゼロと言うか、恋に恋する時期さえないので、恋愛面の発動がトンチンカンだろうと思う、中学生がしそうなことを今更最初から歩むしかない涼介)動じないと思う、動じても、「なんか意味があるんだろう」と、京一は茶化したりしないと思う。
ただ京一の場合リアリストなので、涼介がモタモタしていたらモタモタしている事実を受け止めても、「俺の事好きなのか?」的なエゴが発動しにくいかも。
■確か暗夜行路で。自炊しますと主人公が言い出す場面があるんですが。あー自炊か、そーだよね、ほぼ働いていないし、頑張れ―と読んで。
やっぱり、「飯炊きのお婆さん」「雑用係のお爺さん」が出て来ました。夜更かし・一人旅行等、当時からすればあり得ない暮らしの男を、有償ながら24時間体制で面倒見る人達がいました。
昔の女中さん等家事使用人って、本当に24時間勤務です。恐ろしい、ただただ恐ろしいです。今も、政治家みたいなド金持ちの家にはいるんでしょうか。
何が自炊だと思うんですが。ガチで志賀、ほぼ主人公は自炊だと思っていたと思います。作品もあんまり書かないのに、ガチの骨董品を志賀は好き程買っていたので、ガチ金持ちは理解出来ません。
そして志賀
確か、本当に尾道にいた時、小さい家に住んでいたのはそうなのだけど、寒いからって当時としては珍しいだろうガス暖房を大量に使い、当時の尾道で一番ガスを使った男だったそうです。
どの辺が独居、どの辺が自炊なんだろうなと。
よく古めの中国もので、「貧乏〜」「仕事がない〜」「孤独〜」とか記述されていても。いやいや、一定以上の地位と財産があるからこそ、アンタの文章令和の日本でも読めるんだよと思うのと似ています。
高橋兄弟、特に啓介みたいな男って不変に古今いるなと思います。ガソリン代なんて、ガチで啓介、一回も気にしたことないと思います。
啓介のこと分からんと思っていた時、若い頃の志賀が一般人の年収にも届く額の「舶来の自転車」を「複数台」、しかも衝動買いして持っていた事を知り、あーと思いました。
涼介は身を切る思いで、「家を継ぐ、医者になる」未来に向かっているので、志賀だけど志賀じゃないなと。
(なんでもいい、もう日光にお嫁に行っていい) |
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