■もしかすると。しげの先生は真子や啓介、恭子の様な感覚派なのかなあと思いました。京一や拓海みたいに、頑固で一徹な職人・鉄人ではなく、モチベーション重視みたいな。
そう思うと、デビュー時からの先生の漫画の生々しさに合点が行く気がします。リアリティではなく、生々しさ。(普通描かないだろう、「今の真面目な彼女より、あのエロい女教師とセックスしたい」と表明するあたりとか。そんなこと、思ってても表に出さないだろう。)
(※劇中の金銭面や体力、技術面等の描写は「ドラゴンボール」と呼ばれるだけあってファンタジーなんだけど、全くファジーな点がいつも生々しい)
■首都高SPLを読んでいます。相変わらず、クルマ>万物なのがむしろ心地いいです。クルマ目線でなら。
・どんな女性が出て来ても、クルマにかなわない。クルマ>万物なので、登場する男達のエネルギーは全て車に注がれる(※初任給5万の世界で、150万円の車を買う次元)
・ゆったり男と付き合い、分かり合おうなんてことは出来ない。故に、女が強くなる
女が強くなる→女一人でも生きられる→男は妻子なんか可愛がる暇ないし、むしろ寝ないでGT-Rいじっている
ますます「閉じこもる」男→女が男といる意味が減少→男とクルマだけあれば成立しかねない世界
理屈で男を説得する→結局「女の言う事なんて聞かない」のが男
泣いてせまる→うざがられる
ビジネス前提の関係になる→「コマくてうるせえオバハン」以外の何者でもない 車との愛の営みを邪魔する「世間」でしかない 取りあえず尽くす→そもそも首都高ばっかり行って帰って来ない、家にいても車ばっかいじる
性的関係を結ぶ→そもそも、あらゆる意味で女を満足させられるはずはなく、仮にセックスしても女が上位でリードする形なので、「やった」事実しか残らない
仮に妊娠した場合、遅かれ早かれシングル決定
結婚・離婚する→女が「世間」に疲れているなか、いつまでもGT‐R愛に燃えている男はピチピチで元気。結婚も離婚も、男の中で痕跡にさえならない
控えめに言って地獄だなあと。来世は車に生まれたいです(どうかなあ、いいオーナーさんに出会える気がしない) |
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