■凛さん、人生初の挫折が婚約破棄騒動だったんだろうなと思いました。池谷先輩みたいに、「挫折」を細かく味わっていけば、耐えられた・・・・のかなと思いました。
池谷は池谷で「美形で運転の上手い兄のいる和美が、イツキを選ぶはずない」とか滅茶苦茶言う人ですが。そして20年くらい真子ちゃんの事を思う人(もう真子も結婚したか、流石に現役レーサーじゃないと思うが)
池谷は池谷で、別に挫折で強くなったわけじゃないのかもしれません。車の事じゃあんなに頑張れる人なのに。(タコメーターの時の池谷はイイ。拓海がまっしぐらに頼ったくらいの男だった)
もし凛さんと涼介に違いがあるなら。設定だけだと、凛さんって涼介の上位互換キャラになり得るので。
・涼介は「車」を実は半分くらい「諦めて」いる。家に縛られているという点は香織と同じ。考え抜いてのプロDなので、試行錯誤と取捨選択の鬼でもある。
凛さんは、一度は「男の欲しい物」を全て手にしていた男なので、涼介の方が「練れて」いたのかもしれない。
■漱石の門を読み終えました。ほとんど暗記している気がしますが、アニメじゃないですが一気に読むといいなと思いました、ところで。
・安井、本当に坂井さんちに来たんだろうか。蒙古だのなんだの言っていたので、わざわざ坂井さんが嘘を吐くはずも必要もない 多分本当に安井は来た
安井〜坂井さんの弟〜坂井さん〜小六が坂井さんの書生、となると縁はないようである。当時のことなので「書生をした」のは大きい。今回たまたま安井がそっと帰っただけで、今後は分からない
お米が安井と会う事はなかったと思う。会えば明るくは振舞わないだろうし。
・絶対に安井の来た事を、お米に言わない宗助
こころでプロポーズをお嬢さんではなく奥さんにする先生、相思相愛なのに三千代を平岡と結婚させる代助、と漱石あるあるの不思議な選択だなと思う
「安井なんか来ていない」「俺は何も知らない」と宗助は言い張りたいだけだと思う。「俺は悪くない」とも
悪かったとは思っているかもしれないけど、自分のした事を受け止める気がない宗助。反対にお米は子供を何度も失うという悲劇を受けとめ、ある意味宗助より前進したのかもしれない。
漱石のよく言う「自然」って、「だから俺は悪くない」という意味の様な気がする、イヤな奴じゃん。
・相変わらず唐突な禅
行人もそうだけど、兎角宗教を持ち出す。こころも、宗教というか殉死なので、同じ傾向の様なきがする。
自分は漱石を読んで長いので、ああそっかあと思うが、何かの解決になったんだろうか。と思いつつ、じゃあ安井はどうしてほしいかと思う。安井は安井で、宗助・お米に会いたくないだろう。 |
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