■日光市、霧降あたりまでならマイカーでいけるよなと目論んで、いまだにほぼ東武さん頼りです。久々に金精峠、湯元、中禅寺湖を走りたくなりました。
群馬側から行くと、4月は積雪があります。丸沼・菅沼と越えて栃木ですが、やっと暖かくなったようです。湯元温泉のサイトを見ると、春が来たなと思いました。
紅葉の危険な大混雑より、春から夏の日光の美しさをめでたいなと思いました。意外と新緑の頃って、穴場なんだと去年思いました。いわゆるパノラマというより、本当にマイカーで、一歩一歩奥日光を楽しみたい雰囲気です。
■こんな人生あるかと言うくらい、凄惨な人生だな、ブランウェルと思いました。
ブランウェル、ブロンテ姉妹のシャーロットの下の弟です。三姉妹、三姉妹言われる余り、中に男が一人いるのを忘れそうになります。
シャーロットの上には姉が二人だったので、ブロンテ家は女性の多い家になります。当然、一家の命運は当時なので、ブランウェルにかかっています。でも全然うまくいかず。
・雇用先のお屋敷の奥さんといい感じになる
無論許されるはずはなく、奥さんもそこまで彼に執心なはもなく、ただただ、ブランウェルがクビになっただけ。「母親」的なものに飢えていたんだろうか
・アヘン、アルコール中毒
当時なので、アヘンがいくらでも買えたらしい。よりによって薬物と思うが、誘惑に負けやすい人だったらしい。エミリと大違い。エミリの「男らしさ」は悪く言えば、一家の命運に対しては「ムダ」だったとも言えそう。
・一家からの期待
期待と言うか、女3人に何が出来るはずもなく。学費も期待も、ブランウェルに注がれた。その割に会社を首になり、絵の勉強?もスタートさえしなかったらしい。
・姉と妹たちが才女過ぎる
作品を生んだという点では才女だけど、生きるスキルや、ラッキー、環境、全てに不利だった姉妹に対し、チャンスは余りあったのに、全部台無しにしたブランウェル。
それでも彼の死を悼み、家族が次々に亡くなった
転げ落ちるだけ転げ落ちたブランウェルですが。そう言えば、姉妹の作品の「男」の描写が常にアカン感じなのは、ブランウェルのせいもあるのかなと思います。
オースティンの場合恵まれていて。男兄弟の支援で、結婚せず、文筆も割と出来ていたそうです。何より、書いた本人が「男に応援してもらえた」点で、オースティンの作品の男性の描写には明るさがあります。
オースティンの作品の明るさは、英国南部の気候や地形もあると言います。私はイギリスを旅行した事はありませんが、風土と作品って関係あるよなあと、ブロンテ姉妹ものを読みながら、日文でも感じた事を感じました。 |
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