 ■バトルしたがらない拓海ってのが好きだったんですが。イニDで第一部と二部の決定的な違いってそこだろうなとも。
目立つのも、言われるままにバトルするのも嫌いだった拓海が、なんでスラスラとプロDにいるのさという疑問。って書くと分からないことだらけですが、アニメを見る・マンガを読むと意外とスッと来る不思議。
・多分、京一が「違う」からだと思う。
京一は、目立ちたいとか、功名心、冷やかしでバトルはしない。涼介とは違う冷徹さと言うか、本人は遊び相手だの雑用だの、あれこれ言うけれど、京一の目線は常にラリーなんだろうなと思う。
そこにいるんだけどいないような、学術的な話に没頭できるような環境、精神、気持ち、そんなのが出来るのが京一だったのではと思う
(そこは涼介じゃない?とも思うのだけど、涼介って自分の闇を啓介&拓海にぶつけている面があるからどうかなあ)
多分、なつきが言うフェロモン、白石さんの拓海を好きになった部分、拓海の遠くを見ている感じは、京一の中にもあって、拓海は京一に懐けたのかも。
(京一の色気は、高橋兄弟の華やかなセクシーさとは違う。高橋兄弟が派手な花なら、京一は木の幹のような魅力じゃないかと思う)
■いわゆるヨーロッパをイメージする時って、いつ・どこなんだろうなとずっと思っていました。
フランス革命の頃じゃ古すぎるし、ビートルズあたりだとまた違うんだよなと。日本側のイメージだと、WW2で組んだドイツのイメージが強くて、借金苦の時代なんですが。
多分英国、そしてアガサ・クリスティの頃なんだろうなと思います。ポアロの引退と、ミスマープルの最後の作品スリーピングマーダーが1943年執筆です。日本だと、ミッドウェー海戦や学徒出陣の頃です。この差!
ちなみにデビューであるスタイルズ荘が1920年です。アガサ30歳、大体20年くらいの作家活動だったと言えそうです。
この20年、世界史的に言うとベルサイユ体制の頃なのかなと。まだまだ列強の影響が強い時代。
アガサ、どうしてヘイスティングスがアルゼンチンにいるんだよと考えていたんですが。当時、ブロック経済真っ最中で、半ばアルゼンチンはイギリスの属国の様な扱いだったそうです。
よく、アガサの小説の中の人物は南米やインド、アフリカの話をしますが、実際、英国人に有利な世界だったようです。今の様に、色々が便利になって海外旅行が盛んになったというのではなく、宗主国的なアレだから、なんだろうなと。
圧倒的な大英帝国の時代。
アガサの小説は、当たり前に階級社会だし
メイドさん達はそういう「階級」だと、ポアロも言うし。お金持ちの家は永遠にお金持ちで働かないし。モヤッとするようななんなような
ちなみに日本だと、アガサの世界のような「フランス人やロシア人のメイド」はあまりいなくて。「東北や北陸から来ている女中さん」が多い気がします。
イギリスだと、国・家同士の格差故に階級が発生しますが、日本だと男女差別で乗り切ろうとするいやらしさがあるよなと。(介護や育児はオンナの仕事とか) |
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