・氷菓。なんで氷菓だったんだろうなと。ワクワクドキドキ、ウキウキ美男美女の、風光明媚な土地でのハイスクールライフ☆とかに見せかけて、奉太郎が一方的にえるに恋をし、タダ働きし続けて、何事もなく終わる話。
それが恋と言えば恋なのだろうけど。あれだけ奉太郎をアゴで使って、チョコくれねええる
(チョコあげねえ理由はあるが、奉太郎は明らかにチョコレートを欲しがっていた、握り飯や余り物の菓子は寄こすが、裏を取られるようなものは与えない女える)
・・・・米澤作品の女性キャラを思うと、納得のえるなんですが。美男美女の〜なアニメなら期待するじゃないですが。でも実際劇中で実のある行動をするのは摩耶花であり里志であり奉太郎。
えるが他人をアゴで使うのは、「お嬢様だから」という大前提があるが、小説じゃあるまいし、アニメの「キラキラ☆スクールライフ」な描写で、「身分の差」って飲み込みにくい
・イニDって、第一部と第二部はハッキリ別物だなと。
・第一部。なつきの男好きのするイヤらしいムードで盛り上げ、車は本来、背景、小道具と言えた。
なつきの「セックスが上手い、すぐやらせてくれそうな18歳☆」はハチロクに負けた・・・とも言えそう。「すぐやれそう」というのは、非常にアカンと思うのだけどなんでそういうヒロインにした?短期連載で、ぐっとエロで押し切る気だった・・・のかな先生
・第一部は拓海のデビュー、涼介の県内遠征、京一の群馬遠征、渉さん&和美ちゃん、なつきの売春と白石父娘と要素が多い。多過ぎる。二部のアッサリした展開の方が読みやすい。
アニメ、涼介とインパクトブルーの登場を変える、等かなり工夫してある。結果的に、「順序が分かりにくい」のが第一部だろうと思う。
そもそも、「やれそうな同級生と車を小道具として、パッと交際して、パッと終わる」はずが、同級生女子退場後も数十冊続く。
・サイドワインダーが好き過ぎるんですが。信司がちょっと成長したり、豪ちゃんと凛さんがまた兄弟出来たり、乾夫人が普通に登場したり、久保さんが実利主義だとか京一に知られていたり
湯河原に一度行きましたが、いい所でした。イニDを読む前だったので、漱石の明暗のために行きました。湯河原に奥にバスで行ける滝があって。もっと奥に行くと、多分椿ラインの入り口〜ドライブインだったんだろうなと思います。
サイドワインダー、劇中の充実が過ぎて、二次創作する必要を覚えないので、それはそれでいいのかなと思います。
(それはそうとして。椿ラインの下りのゴールは、普通に温泉街なのでは。秋名も温泉だけど、ちょっと離れている・・・豪、怒られない・・な)
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