毎日、氷菓への感情的な文章を書くのをお許しください。今、こころあたりのある者はまで来ました。以下雑感です。
・すごく難しい作品だと思う。米澤作品自体、カラッとした部分が少なく、明瞭な文章でドロドロした事を書くので、悪い夢のような時がある。
古典部じゃないけど。サラッと「主人公の一人の父親が犯罪者で収監中」とか出してくる。えーと思うが、それが米澤作品じゃないかなと思う。ある意味置いてきぼり そこがいい 狂言回しが傷つくと言う、よく分からない展開
で 氷菓
京アニのキラッキラの絵がどこまで生かせるか?
事実上、高山市の美しい自然や、校内の緻密な絵、どんなモブキャラにも繊細な作画(かつ、信じられないくらい豪華な声優陣)、といつも通り京アニ調が炸裂している。音楽も「上等」
基本、米澤作品のドロドロ(※誉め言葉)があるとして
ドロドロとキラキラのバランス
こんな難しいことあるかと思う。伴恵さんでもガッと前面に出てくればいいけれど、前面にいるのは折木であり、える
折木はガチで米澤作品の「子」だけど、えるは分からない。えるだけ、何かに命令された様に、「清く正しく美しい」。他人のプライバシーや事情なんて、見られたもんじゃないのに、「気になります」と来る。好奇心猫をなんとかという言葉は、氷菓にはない
コナンなら、小五郎が探偵だし。金田一少年も、警察が協力を求める関係(だったと思ったけどどうだったけ)。日常系ミステリーと言うのは余り読んだことがないけど、コナンでも、ふいに何か起きて〜とかあった気がする。
氷菓は頑固なまでに、舞台が高校だから。起きる「事件」も地味と言われる。・・・・んな訳あるか、少なくとも摩耶花が漫研で汚くなったバケツの水を体に浴びたのは「事件」
摩耶花の周囲こそ、大小いろいろな事が起きている。えるに知らせないだけで。(この辺が、えると摩耶花の距離だなと思う。チョコの時も、えるが「とても邪魔だった」。)
なんというか。氷菓と言う難しい枠組みの中、えるの置かれた立ち位置は分からなくない。ただ言うなれば(スノーク)
背景、音楽・作画・声優さんの演技・物語等の、絶妙な配分を楽しもうと言うなか
「えるキャワユイ〜サイコ〜いい子だよねえ〜頑張り屋さん☆」という、謎のマシンガンを撃ちまくっているなと思う。響け!のリズと青い小鳥、みたいに、女の子が天文学的に可愛くても、物語に障らないならいいけど。
(え?頑張り屋・・・・?文集作ったの、実質摩耶花と折木じゃん・・300部たって、部費のことは部長の責任じゃん・・・える、当日もメイド服着て暇そうにしていた・・・百人一首に習字に・・・????挙句、食材摩耶花に残さない陰湿なイジメ行為、絶対に謝らない、お礼も言わない子。これ、える下げだよね、ねえ!!)
える、奉太郎とどうなる気もないのに、イチャイチャベタベタしてはいけない。(つまり、奉太郎がチカンしない男だと信頼、又は見下しているのだろうなと思う)
古い少年漫画じゃあるまいし、自分の体の魅力?で男を使役しようと言うのは余りに。折木なら、仮にえるがお嬢さんらしいふるまい「だけ」だったとしても、いいなと思う、豊かな感受性があると思う。
いっそ、金田一みたいに、主人公が風呂のぞき、女子のパンツを脱がす、等くらいだったら・・・・(流石1995年頃)逆セクハラされてる折木 |
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