 ・米澤先生の、栞と嘘の季節を読みました。雑感です。
瀬野さんの親友、多分アダルトビデオか何かの方向に売られたんだろうなと。とてもまずい方向で。絶対に都内には戻りたくないだろうし、一切の痕跡を消したい意味での瀬野さんとの別れ。
(義父を殺して解決出来たのなら何より、本当に)
だから都内での事件を一人で背負おうとした瀬野さん。潔くというか、美女ゆえの悩みとか深いなと。美女ゆえに、あらゆる「努力」「成果」が外見にからめてとらえられるなんて、あるんでしょうか。
先生の書く女の子は、可愛いとは違う、潔い感じがします。(余程、周囲の男達が「頼れない」のかなと思う。さよなら妖精、でも圧倒的に男子の方が夢見がちだった)
・雑感です
少女革命ウテナの頃。「この世で最弱の存在である、「少女」が革命するとは!」という考察がありました。
女性は男性より地位も腕力も立場もなく
更に年少となれば、最弱も最弱です
アンシーがどんな男とでも寝て、フラフラとしているように見えるのは、それが「現実」だから。これは幾原監督が言っていました。ちなみに、彼女本当は目悪くないそうです。
最弱
古めの少女漫画でも
生理になった・胸が膨らんできた、事で、壮絶な思いをする少女の話は無数にあります。クラスの男の子からエロくからかわれた、等ケースは無限でしょう。
エヴァでも
アスカが生理中の描写がありますが、「生理は自分の意思でなるもんじゃない」「子供欲しいとかいらないとかに関係なく、一定の年齢の女性なら否応なしにある周期」「めっちゃイライラする」
等、意外によく描けていたと思います
現実世界でも
正月など、親戚のオッサンは卑猥な会話しながら、テレビとビールにいそしんでいるのに、奥様達は「せっせと料理に家事に」という姿を見て育ちます。北関東だけでしょうか。
男>>>・・・女という図を、誕生と同時に見せつけられます。男が生まれて大喜び、女児イラネーというのは中国だけじゃありません。学校でも、今は分かりませんが、あらゆる委員長などは男がなり、女は常に補佐でしょう。名簿も男優先で作られます。それが美しいとかなんでしょう。
(栞と嘘の季節、でトリカブトを持ち歩く気持ちは、男子には分からないと言われた、そうだと思う)
彼氏も何にもいらんのに、女性に生まれると、上野千鶴子先生が言っていた通りの状況になります。男は、剣もってわざわざ旅に出ないと「男の証明」が出来ないとか言われるそうですが。
毎月、アスカのようにゼーゼー言いながら周期と戦う以上、女性は全てから逃げられません。自分は別に恋とかしたくないんですが、だからって「竹淵は男として生きる!」とかは全く思いません、イヤです。 |
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