・自分がよく読んだ日文。漱石、荷風、谷崎。みんな、肉親とめちゃくちゃ仲悪いなと今気が付きました。
漱石→遺産等でもめる。戸籍問題や、仕送りでもめる。ところで義姉が漱石に優しかった?のは義姉だからなのではと思う それでも稀有だけど そして妻子へモラハラ
荷風→あの性格と暮らしで、身内から信頼があるとは夢にも思えない。思えないけど本人は、ある程度までは信じていたよう。その後養子縁組をして、さらにもめる
谷崎→生来の家族が、まるで作品に出てこないのが怖い。松子の実子、清治がいつ何をしていたのか分からないけど、「母と叔母と、妻と娘」が谷崎と愛を重ねるって地獄じゃないか?
・松子夫人のウィキを読んでいると
・女学校中退しているが、当時は「卒業するまで学校に残るのはブスで嫁にいけない女」と言われたそうなので、あーと思う。お嫁に行ったのは根津さんのところ
・根津さんの金持ちぶりは有名だけど、当然ながら、夫人の家も軍需に関わったり、細雪当時、羽振りがよかったはず。夫人を参考にしたと言う幸子の夫、貞之助も話の後半で軍需に関わっているので、参考にしたんだろうか
・夫人、芥川龍之介推しだったという。この辺からも、夫人のリッチな暮らしが思われる。自分は芥川のものを読むと、精神に来てしまうのであまり読まない。
ところで細雪で妙子が、「もう女学校卒業されたのですか」と言われるが、20歳くらいに見える、ということでいいのか
・どこまでも食い意地が張ったのが、谷崎ですが。細雪だと
鶴子→父がいた昔は贅沢出来たが、今はムリ
幸子→父がいた昔のように、夫と美食の毎日
雪子→父がいた昔を思い出しながら、鶴子の家で質素なご飯をムスッと食っていそう
妙子→父がいた昔、末っ子と言うことで贅沢させてもらえず、奥畑に色香でたかる
幸子以外、食いものについて不幸な気がします。奥畑の勘当先で、「野菜の炊き合わせ」を食う雪子。全然美味しそうなご飯ですが、彼女、「ケッビンボーくせー」と思っていたんだろうなと
幸子の家にいさえいれば、チーズと白ワインの暮らしが出来たので、嫁に行く気も薄かったのでは
定かではないけど、松子夫人の実家が軍需会社であったことを思うと、戦時中も相応に暮らしていそう。漱石の弟子で有名な野上の奥さんが、「夫が私大の先生で馬鹿にしていた」「実家が極太で、戦時中も贅沢に暮らしていた」のを思い出した
・・・・うん、文豪関連なんて、ド金持ちの巣窟だよね、と。Content-Disposition: form-data; name="image"
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