・定宿が欲しいなあと。小学生くらいの時から思っていました。
ギリ、まだ谷崎の最後の妻、松子さんが生きていました。(段々古風な文豪ムードが消え、少女小説等が出て来ていた)
そして国鉄がまだ走っていました
温泉の多い地方に生まれ、「あの旅館には何々先生が泊った」とか普通に聞いていました。何々先生とやらにならないと、泊まれないのかと途方に暮れる気もしました
なお当時はまだ「地方の温泉」が元気でした。
家にいるのが嫌いで、むしろ不登校にならなかったです。家にいる方が地獄だったから。反抗期も来ませんでした。反抗は死を意味したから
(飯をくれない、学校にいかせない、農業をしろ、等万が一反抗でもすれば死しかない。反抗期は、要は親への信頼あっての時期と言うか、家や家族を信じなかったので、そんなありがたい時期、生涯来ない
親ったって、ただのエゴの固まりだと早々に思いました。結婚しないと、人間のゴミとか普通に言われる時代だったので、実父母含めて上の世代は、配偶者を憎みながらカップルでい続けた)
一人暮らしをしたい、という洒落た思いより
(一人暮らし!なんてしようものなら、夫が嫌いなあたしの母が、別荘代わりに24時間あたしの部屋にいるのが目に見えて、非現実的に感ぜられた)
時間が私のためだけに流れるような、読書と文筆だけが「する事」であるような、メルヘンな定宿を思い描いていました。
何々先生とやらになるには?と思い、勉強もしました。結句、ただのサラリーマンですが
ともあれ、金と知識で定宿?を得て
時間が遅かったのか、高齢化や物価の高騰等で、みな数年で閉館のようです。
自分の地方に、大資本系のお手軽なホテルないし
あるのは、インバウンド向け?の高い奴か、今どきの「宿泊棟一戸貸し!」みたいな高い奴かも それらの方が「元気がいい」
安く長く泊まれる宿、探しています
ご馳走はいりません。田舎の法事の時のような、人ばかり多い場所はもういいです。嫌いな親戚の中で食うご馳走?より、ニューデイズのサンドイッチが美味いと思うのです。 |
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