 ・人間ドックで上手くいかなかった胃カメラを、別の病院で受けてきました。麻酔の点滴をしてもらいながらだったので、びくびくしながらもどうにか終えました。
逆流性食道炎はあるみたいなのですが、自覚がないから、特に治療はしないらしいです。
・細雪、怒涛の中巻が終わると、後は穏やかな下巻になります。大垣での屈辱的な見合い、妙子の勘当と赤痢など事件は続きますがもうまとまることが見えてきます。
えー別に、雪子の新婚時代とか書いてもいいじゃないと思うんですが。谷崎が本当に「妻の妹」を手放さなかったので、仮に書いてもつまらない内容だったかもしれません。
それにしても
よく「谷崎と松子さん達」みたいな写真は結構あります。ふーんと思って見ますが、松子さんの長男どないしたんと。亡くなったわけでも、遠くへ養子に出したのでもなく、多分遠くない場所にいたと思うのに、それっぽい写真には絶対に出てきません 怖い 兎に角怖い
更には、谷崎がその「松子さんの男の子」の妻と娘にも執着したことが怖いです。まあそうだろうなあとも思いつつ、単純に怖いよ
(※谷崎の死後の著作権を管理したのは、悦子のモデルだった松子の長女恵美子さん 谷崎、実子もいるんだが・・・)
しかも谷崎、関東にいるはずの血縁はドン無視です。そんなに嫌いかと。円本ブームは、恐ろしいほどの豪邸に費やし、それでも足が出て ええ?と思います
そんなせいか、細雪も上巻の精巧さに比べると、下巻は駆け足です。何が駆け足とも言い難いし、ボリュームは十分他の小説はなどよりはあります。しかし、書きたいことは書いたという匂いがし、駆け足に見えます。
幸子が「金なし男でも、華族の人間なら喜んで結婚させる」とか、ああこういう家だなあとも。
(実際の重子さん達も、結婚後大変贅沢をしていたらしい。新婚さんでも、苦労する新生活を送るより、稼ぐ谷崎にくっついていた方が良策・・・ということか えげつねえ) |
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