 ・ちょっと前。カードキャプターさくらのお父さんが、25歳で新人教員だった頃に、勤め先の高校で
「世間知らずで金持ちのお嬢様の、16歳の女子高校生と駆け落ち、結婚、17歳で第一子を産ませ、24歳で第二子のさくらを産ませ、27歳で他界させる」
っていうマンガな事をしているねって、旧ツイッターで話題に?なっていたんですが。リアルでアカンと言うより、「ターゲットの女児には16歳の女子高校生は立派な「大人」、駆け落ち・結婚・子供二人出産・若くして死亡」は、丁度いい夢物語・・・
な訳なく、それでも比較的「CLAMPのマンガでは大人しめ」という印象かなと。まあ16歳でお嫁さんって、夢があっていいじゃないとも。
(女子はともかく、16歳男子なんてムリ過ぎるから、年の差婚だろうけど あと夫婦はともかく、お姑が元気過ぎるだろうから嫌だなあ)
・康成の女であることを読むと。女性の結婚は16歳、という時代を思い知ります。
舞台は戦後なので、もう6・3・3・4年の世界です。戦後の学制については複雑であんまり分かりませんが、三四郎で三四郎と与次郎の扱いが世間から違うそうなので、似たような立場でも違いがあるのかもしれません。
女であること、のさかえは高校を出て、東京の大学に行こうとしますが。母親に反対され、家にいる設定でした。(まああのハレンチ・浪費・自堕落ぶりじゃ賛成しないよな・・・)
家で何しているかと言えば。お掃除しろと母や、嫁に行った姉に言われて、せず。「なにもしない女」と文句を言われているのが冒頭です。女になりたくない=家事をしたくない、のがさかえです。
ちなみに。異性と遊びまくりたい=(従順な)女じゃない、という意味らしく、市子の夫に色仕掛けするのはさかえの中では矛盾しない様です。
で
劇中でたしか21歳のさかえは、結婚しろと言われ。姉は結婚して子供がいます。高校を出たのが18歳なら、三年後には普通に「家庭に入る」のが普通なのかと。
ちなみに、父親が死刑囚な妙子と言うヒロインもあって
こちらは「働きたい」と周囲に訴えるも、「まあまだいいあから」とお嬢さんな暮らしをしています。働きゃいいじゃんと思いますが、そういう階級の家の人の発想なのでしょう。
細雪でも
「こいさん、もう女学校卒業しはりましたん」というセリフがあるので、恐らくこいさんが20歳前に見えるのでしょう。実際は28歳位の「大年増(ひでえ)」
こいさんは、姉の鶴子の息子と同年くらいに見えるそうで、食事時にビールを頼むと驚かれるそうです。妙子が実に若く見えるか、そしてあの頃の「若い」が何歳なのか、そしてそれが「婚期」なのだというはかなさ。
女であること、の市子も「学校を出てから工芸にいそしみ、婚期を逃して28歳で結婚」とかなので、28歳って遅いんか?とも。
細雪の妙子も。「働くなんて、いいところのお嬢さんのすることじゃない ヤメロ」と家族ほぼ全員から言われています。なんやねんこの世界 |
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