 ・明暗の津田みたいだなと。金持ちのお嬢さんと結婚し、自分は美男子で異性に好かれるインテリ、それが津田。いつも自信満々 勤勉じゃないけど
津田のいつも思う事は。「どうしてあの女は俺と結婚しなかったんだろう」。女=清子は津田を見限り、別の男と即座に結婚した。どうしてって、貴方は待ち伏せをする人だから、では理由にはならない
ドロドロの不倫ドラマも、漱石は書いているようで書いていない。・・・・・「本当は貴方が好きでした。結婚したかったのは貴方です」と言われれば気が済むんだろうか?
漱石の書く女ならそれくらい言いそうだけど。清子が泣きながら「どうしても結婚しないといけなかった縁談があった、貴方を愛していたのにごめんなさい」とか言っても、津田は納得しなそう (吉川夫人は「スッキリしてきなさいよ〜」とかアホな事を言う)
・なんていうか
同居していた年寄りが早めに死ぬまで
・飼い猫を誰も世話しなかった
世話しないなら、誰かも飼わなきゃいいのだが、「見栄」みたいなもので、母がどんなに拒んでも、父が「見栄」で猫をもらってきた。
父は猫の世話をしない 子供の世話もしない 自分の父母の世話も絶対にしない(※姉が二人いるので財産分与の目的もあり、竹淵の家にはいつも伯母家族がウジャウジャいた)
で
猫の粗相等で母がキレ
猫は遠くの山や公園に捨てられた 本当に捨てられた みんな捨てられた 可愛い可愛いと夜可愛がった猫は、みんな捨てられた 自分も車なんか持っていない頃だし、キャットフードや病院代なんて全く払えないし 母がキレまくって捨てるのを手伝ったくらいだった
そしてまた来る猫 父は見栄で猫をどこからか持って来る 知人なんかに「猫が欲しい」とか見栄でもらってきたらしい そして世話はしない また母がキレる
やっと 祖父母が死んで 父は(略)
今も家に猫がいる 犬もいる
母は相変わらずキレている 父は更に何もしない
・・・・・猫、捨てれば?と思った。本気で捨てるはずないけど、あれだけポンポン、数年に一回猫を捨てる家だったのだから、今更猫を可愛がる神経が分からない
みんな(略)んでしまえ、と思わないでもない
いまさら猫を可愛がるのなら、あの日あの時、可愛がっていた猫を母の車に乗せ、遠くの山に行った日をどうしてくれるのだろう
あー生まれてこの方、愛とか優しさとか、自分以外に注がれれているのを見ているし、さあ結婚して!と心機一転しようとしたが(略) |
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