ロスキャンのアスプについて、考えてました。セージを暗殺しに行った時、もしセージの策にはまらなかったら、彼は教皇になっていたらしいです。
でもサーシャは無意識にシジやテンマ、セージを頼るだろうし、アスプの性格も前任者とかなり異なるので、仮に教皇になったとしても、続かなかったかもしれません。聖域の頂上に一度は昇らせておいて、アスプに色々気付かせるつもりだったのでしょうか、セージは。
仮に教皇になったアスプが、もしシジを追い落とそうとして、シジから聖闘士の資格を剥奪するその他の行為をしても。シジは一人の男として、サーシャを守りたいと思うだろうし、エルシドや他の聖闘士が、かえってシジを支持して、アスプの支持率が下がりそうです。
本家☆矢だと、サガは「教皇の命は絶対」「アテナの命は絶対」という、聖域のセオリーの陰に隠れていられました。ロスキャンの聖域は何かと民主的なので、そういう分りやすいセオリーに隠れる事が難しいです。
違う作品とは言え、ロスキャンの民主的なムードと、本家☆矢の強引さの相違は、やはり目立ちます。
「シュラに愛を叫ぶ10のお題」を借りてきました。これから10日間一個ずつ答えて見ようと思います。順不同です。
01.後悔するぞ 02.討伐 03.実力 04.跳躍 05.戦慄 06.正義の資格 07.星となって 08.授ける 09.介錯 10.聖剣(またはエクスカリバー)
06 正義の資格
多分、シュラが一番気にしている面だと思います。原作のシュラはあくまでサガ派で、サガが教皇である現状を押し通す事で、結果的に正義たりうると考えていました。
素直で真面目なシュラが、実に無茶な事を選んだものです。同じサガ派でも、彼は力押しする気が恐らく他の人よりは少なかったと思います。
アテナ=正義のこの世界で、アテナから遠ざかっている自分達が「正義」ではないという意識はあったでしょう。
そんなシュラが何故、サガ派なのか?・・・自分の本では「サガの力になってあげたい」と思うシュラをよく描きます。もし自己流のシュラでいいのなら、答えはサガが好きだから、です。正当な正義はアテナだけど、自分の正義はサガその人ということで。
平成23年5月17日 竹淵 拝 medeingermany madeingermany193☆yahoo.co.jp |
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