madeingermany

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...... 2011年06月12日 の日記 ......
■ 地方人にとって東京は東京   [ NO. 2011061201-1 ]
図書館で、鉄道関係の本を何冊か借りました。鉄道全体の事ですと範囲が広すぎるので、東京の地下鉄メインの本と、用語集の様な導入本を数冊借りました。

ミラトレ大江戸線版を見るのには使わない情報が大半ですが、全く別の路線擬人化作品・青春鉄道を読むときは、ないと困る情報でもあります。何故、メトロの重鎮は銀座線で、メトロと都営の合併する可能性は低いのか?とか。



青春鉄道の中でも、理由・背景その他は触れられてはいますが、漫画として楽しく読めてしまうので、深入りしようと思わない限り、突っ込んだ情報は入ってこない部分もあります。

ミラトレの制作者サイドも、鉄道の情報をどこまで作品の中に取り込んでいいのか悩んだそうです。青春鉄道の方が、鉄道擬人化作品としては先に作られたものですが、ミラトレ制作者サイドからは、「内容が難しい」という印象を持たれたようです。

(※↑ミラトレ公式ファンブックから。しかし青春鉄道のどの辺が難しいんだろう?確かに日本全国から路線が登場するし、時間軸も幅広いけど。路線に関心さえあれば、十分読み込める世界だと思うんだが。)



逆にミラトレの制作者サイドに言いたいなと思うのは。地方人には東京のイメージは漠然とし過ぎていて、新宿と渋谷の街の特色の違いすら、簡単には飲み込めないということです。

「銀座線は古い地下鉄」という情報ならすんなり理解出来ますが、「池袋と新宿と渋谷の街の色合いの違い」は、そうそう分りそうにないです。



「東京の色んな顔を知ってほしい」というのも、ミラトレ制作者サイドの主張であるそうです。ですが年数回、それも都内の決まった場所にしかほとんど行かない地方人には、実に雲をつかむようなものです。バラエティ番組のような、スルーしてしまえる範囲のトリビアになりかねません。

路線は一度乗れば感触が分りますが(「銀座線は浅い」とか)、駅周辺情報を肌で感じるためには、居住・通勤・通学くらいしていないと難しいです。

本来、万人に平等である鉄道なのに、ミラトレの制作者サイドから、微妙な地域格差を感じてしまいます。作品自体は好きなので、これ以上は問いません。



平成23年6月12日 竹淵拝
madeingermany
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