同じ鉄道擬人化でも、男性向けのものと女性向けのものは、大層違うそうです。内面的な意味合いで。
聞きかじっただけで申し訳ないのですが、男性向け鉄道擬人化は、車両を女性に模すことが多いそうです。この場合、車両への愛着がないと擬人化にもしにくいと思うので、理工系の知識もないと読めない・描けないものかもしれません。(私にはそういう知識がない。都心に行くと、格好いい車両が多いな〜と思うくらい。)
女性向けの鉄道擬人化は、言わずもがな。青春さんのものなら路線と路線の拮抗に尽きます。メトロと西武とか、メトロとJRとか、メトロと東武とか。仲間意識と他社への協力と競争の嵐です。JR内でも、在来と新幹線の上下関係の恐ろしさとか好きです。
ものすごくいい加減な言い方でいいなら、男性向けは車両1台から擬人化の対象になるけれど、女性向けなら最低2社・2路線・2駅以上の存在が必要になります。後者の場合、「関係性」が大事なのだと思います。
国家擬人化でも、国家同士のあれこれが楽しいです。一国史も面白いのですが、英仏がどうした英米がどうした英蘭がどうしたという話の方がストンと来ます。
ミラトレも何となく、同じかもしれません。大江戸線は経済的・政治的・工学的・歴史的に見ても面白い路線かもしれませんが、どんなにそういう知識を得たとしても、「(駅の立地が)凛ちゃんの隣は都庁さんだよね〜」という方向の方が落ち着きます。
「新宿中央公園って吹がエスコートしてくれる公園でもあるけど、本編で都庁さんが凛ちゃんとデートしてる場所でもある。鉢合ったら気まずいんじゃないか?そもそも本編OPの都庁さんの絵の裏には、都庁前駅周辺の地図があるが、見落としそうな所に「西新宿五丁目駅」の記載がある。新宿中央公園を挟んで都庁さんと吹が並んでいるからなんだが、吹は真面目に女性をエスコートしている最中とかに、都庁さんと凛ちゃんに会ったこともあるだろうな・・・。」
こういう雑感が浮かぶあたり、もう駅でも何でもないです。
平成23年7月10日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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