戦前の東京を舞台にした小説が好きで、よく読んでいます。当然と言えば当然なのですが、大久保、高田馬場、四谷などの地名を見かける事があっても、今で言う「新宿」は出てきません。関東大震災、WW2後に急成長した場所なので、早々出てこないのです。区名としても新しいものです。(区名の候補に「花園区」もあったそうで、なんかそっちもいいなと思いました。)
旧12号線、今の大江戸線の名前が決まる頃、「新宿は江戸ではない」という突っ込みが入ったそうです。地方から見れば、都内=江戸なのですが、詳しく見れば違うそうです。
新宿には旧町名が沢山あります。「歌舞伎町」は新しい町名ですし、駅前一帯が1970年頃に旧町名から「新宿」「西新宿」等へ変わったので、ちょっとした古い町名とかは公園名などでしか伺うことが出来ません。
都営大江戸線は、零二の駅の仮名称に「西大久保」、吹の仮名称に「十二社」と付けたくらいなので、旧町名にこだわっていたのではないでしょうか。最終的には反映されない部分も多かったですが、都の意思を感じます。
そのこだわりが高い割合で反映された場合。以下の様になるのでしょうか。私は新宿区民でないので、嗜好のまま新宿ブラザーズについてです。
一→名前が新宿西口でなくて「北新宿」。この子は特に今と違いがない。慎兄ちゃんとの密接感がちょっと減ってさみしい。(ブラザーズ内で唯一仮名称に「新宿」がつくが、一人でブラザーズやっててもさみしいので、「みんなで新宿」な今の方がいい。)
零二→名前が、大久保駅の西にあるわけではないのに「西」大久保。駅前には「東」大久保公園。「西」武線に近い。やや混乱気味。メトロの仮名称は「新宿7丁目」なので、都営より合理的な仮名称だったと思う。
吹→名前は十二社。ある理由で、開業後に住民の方ともめそう。「西新宿五丁目」より由緒のある名前には違いないのだが、地方人には分かりにくい。企業の住所としても、「○新宿○丁目」の方が通りがいいのでは。
平成23年10月12日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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