ニーチェの妹について書かれた本を、先日読み終えました。献身的に病身の兄についていたのは本当だと思いますが、一方でとてつもない女性だったなとも思わせられました。兄の哲学に興味も関心も理解も示さないのに、兄の死後、一方的に共著者になりおおせたのがすごいなと。
何故兄が自分と自分の夫に距離を置こうとしたのか、最期まで彼女には、どうでもいいことだったのでしょう。いささかオーバーな書き方の本だったかなと思いましたが、ニーチェの哲学そのもについてなら他の本でも読めますので、「こういう兄妹がドイツにいたんだ」と思って、本を閉じました。
何事も、人と自分を比べる事ほど生産的でない事もありませんが。鉄道関連は数字や実績等がハッキリしている分野なので、実際乗ってみる事以外では、数値的な何かで比較検討する事が多いです。
・・・ミラトレの世界には、主人公達と比べられる様な、他社他線は存在しないものと思っています。本編でチラッと浅草達の事も触れられますが、ミラトレの走る線路は場所も時間も人智を超えているので、あくまで鉄道ネタは本編でも参考程度です(なんてもったない)。
以下は、生産的でもないし刺激にもならない事です。ただ今日の自分には、かけがえのない事です。こんなことばかり、考えて暮らしています。
大江戸線にはメトロ等と交差する駅がいくつかありますが、利用して感じるのは、名前が同じでも基本別個の駅なのだということです。
零ちゃんなんて副都心と、「大江戸線の俺の方が、新宿の先輩だ」「副都心線の俺の方が設備がいい」とか、喧嘩してそうです。喧嘩しながらも、目下のライバルは新宿三丁目なんじゃないでしょうか。東急は新宿三丁目止まりですし、何より東新宿には副都心線の急行が止まりません。打倒、新宿三丁目?
一ちゃんの近くには、丸ノ内線があります。構内で表示されているように、一は丸ノ内線の連絡駅です。確か、定期券もあったはずです。
何もかも不利な大江戸線の自分と、日本屈指の稼働率を誇る地下鉄丸ノ内を比べて、一は落ち込まないのでしょうか。あの子が落ち込む時と言えば、大好きなお兄ちゃん達と喧嘩した時くらいだと思うので、余計な心配なんですが。
吹は、あんまり考えたくないですが、新宿から中野方面へ向かうお客様は、大江戸線よりJRか丸ノ内を使う方が多かろうと思いますので、時々落ち込んでいるんじゃないでしょうか。
そんな時、「吹は吹じゃない。僕は吹が好きだよ。」と、一は言うんだと思います。こういう時の兄弟ですし、一が年上で高収入の他社に囲まれていても、うろたえないのは兄達からの日々の愛情のお陰でもありますので、感謝を伝えるだけでも、吹は早めに立ち直ると思います。
(吹が色々へこんでいても、凛太郎はフォローしそうにないよ・・。「スベリ屋の都庁と、沢山いる後輩の面倒で、俺はへこむ暇がないんだよ。お前も少しはミラトレ手伝え。」とか、ザックリ言い放つんじゃないかと。)
平成23年10月25日 竹淵 拝 madeingermany☆193yahoo.co.jp ☆→@ |
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