(最近疲れ気味なので、日誌の内容も勢い的を外れているかもしれません。的確な日誌と言うのも難しいのですが、ご勘弁下さい。)
冬コミの新刊原稿は描き終わったので、週末に最終確認後入稿致します。描いている最中は元気なのに、描き終わると、それまで周囲にあれども見えなかった雑事が押し寄せてきて、若干疲れ気味です。
ミラトレの新宿西口は、零二から「あいつ不安定なところあるから」と言われてますが、彼には吹を始めとしてお兄さんが沢山がいるから、心底うらやましいです。一は不安定な時、零二と「僕の方がJR新宿駅に近い」「俺の方が住所が「新宿」だから、新宿らしい」とか、つまらない喧嘩をしてそうです。
零二が「俺の住所は「新宿」」と自慢しだしたら、すかさず一は「僕と吹は住所が「西新宿」で、凛ちゃんと学は「代々木」なんだから、零二だけ大江戸線で仲間はずれじゃない」とか、言い返しそうです。零二も、そこまでつまらない言い合いになってくれば、あっさり自分の負けを認めて、一に勝ちを譲って、言い合いを落着させそうです。
冬コミで描こうと思って、描かなかった事があります。「バレンタイン話」と、「地下鉄の駅達の公共物としての誇り」です。バレンタイン話は、原稿作業の半ばまで忘れていました。一がチョコプリンとか食べているだけの漫画になりそうだったので、本能的に避けたのかもしれません。
(新宿のどこかのレストランのスイーツバイキングに出かけて、チョコフォンデュ初体験の一とか。でもお出かけ用の服をチョコの滝で汚してしまって、早々に家に帰りそう。そういう「彼女」が実際いそう。そうでないなら、汚れた服を吹が脱がせて、洗面所で軽く洗ってやってそう。「家に帰って漂白剤と洗えば落ちるんだよ」とか言いながら。そういう「お母さん」を、ショッピングモールとかで見たことがある。・・・彼等は兄弟か。)
「地下鉄の駅達の公共物としての誇り」も、ミラトレらしくない話になりそうなのと、新宿ブラザーズがそこまで考えて駅をしていたら、逆に切ないから今回は控えました。(例えば駅前で事件や事故があっても、新宿ブラザーズは何も出来ないに等しいと思う。駅前を愛する彼等にとっては、身を切られる様な思いだろう。それに、全体的にプライベート感覚が強いミラトレで扱う内容ではない。)
ミラトレの駅達は、基本的に宙に浮いた存在と言うか、現実世界とはパラレルな存在です。アニメでは、乗車してきた女性としか話すことが出来ません。一方、公共物としての駅や電車は、例えば田舎と東京を結んでみたり、貨物輸送に使われたりと、無限の可能性を持った存在です。
ミラトレの制作者サイドの、鉄道一般に対する考え方だと思うのですが。「不特定多数の利用者のために、東京都民の血税で走る電車に課せられた義務と、努力と、達成感について」などは、六本木達には似合わない内容なのかもしれません。六本木達は、あくまで片思いをしている女性を見つめるかのようなプライベート感覚で、駅前のお客様を見ているから。
平成23年11月8日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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