知るのが遅いのですが、鈴木達央さんの写真集が2008年に発売されていたそうです。この春から、毎日の様に声を聞かせてもらっていますが、写真集にも興味が出ました。明後日11月11日は鈴木さんの誕生日ですし、買うかもしれません。
漱石の「道草」を読んでいます。新宿区東部がほぼ舞台なので、何となく読み返してみました。時期的に秋から冬にかけての季節の話でして雨で湿っぽく、寒がる描写が多いです。また漱石の作品の中でも、じめっとした方の小説です。
(昔からよく読んでいる本なので、「新宿」という一点のみを見ている訳ではないと思う。自分の中に古くから蓄積されているものと、最近一人で騒いでいる「新宿」が溶け合えばいいと思う。)
この小説、何か事件が起きるわけでもなく、縁が切れたと思った義父母からお金をせびられ、岳父と疎遠になり・・・という、愚痴っぽい内容が多いです。なのに不思議と明るさを持っているのは、健三の細君のたくましさゆえの事でしょうか。
劇中で、健三に三女が生まれます。健三なので冷たくて辛辣な事ばかり言いますが、生まれた子供は元気で、母親や伯母の愛情を一身に受けている様が、生き生きとしています。漱石の書く小説にはいつも主人公の内面から来る暗さが満ちていますが、さほど嫌な感じもなく作品として味わえるのは、ひとえに女性達の強さのお陰かもしれません。
先日に続き、ミラトレの零二と一についてです。公式でどちらが兄かは不明なのですが、零二の方が「俺が一を守らなきゃ」とか思っていそうです(※あくまで妄想。駅としては一の方が規模が大きい)。
何かの時に零二と一が喧嘩して、なかなか収らなかったら。吹に「零二が兄貴みたいなものなんだがら、一に譲ってやりな」とか言われるんでしょうか。一が「僕が零二の弟なんて嫌だ」とか言い出しても、吹に「なら一が零二に譲ってやれよ」とか言われれば、一も黙るでしょう。
反面、凛太郎と吹は喧嘩とかした事がないと思います。凛太郎と慎太郎はそこそこ喧嘩したりするでしょうが、凛太郎に吹は遠慮している気がするので、滅多にぶつからないと思います。慎太郎と吹では、大人と子供の差なので喧嘩とかは、これまたないでしょう。
(凛太郎も「同じ大江戸線で兄弟なんだから俺に気なんて使うなよ、吹?」とか言いそうで絶対言わない気がする。「お前もう少し気ィ使えよ」と言う回数の方が多い気すらする。吹は、自分から凛太郎(と都庁前等メイン駅多数?)のお膳立てに回っていそうな気がしてならない。切ない。)
そんな凛太郎との関係のせいか、吹は零二と一には、対等で仲のいい兄弟でいてほしいと思っているのではないでしょうか。(そういう自分達に責任のない期待を向けられて零二と一がどう思うのかは分からないけど、大好きな吹が仲良くしている自分達を見て喜んでくれるなら、それがいいと思うのでは。)
平成23年11月9日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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