２０年くらい三国志オタクをしていますが、ほぼ蜀・呉サイドからこの物語を見ています。魏は文武共に強大というイメージが強くて、感情移入しにくい部分があります。個々の人士を見れば、個性的で面白いエピソードに溢れているのですが、「ああ、こんなに沢山人材がいていいなあ」と、蜀の孔明が思った事を自分も思います。
（蜀は、地元四川の人士は基本劉備達に非協力的であったし、劉備が荊州その他から連れてきた人士は孤立しがちだった。魏は漢王朝を引き継いでいるし、規模が圧倒的に違う。だから、孔明の友人だった徐庶が魏に行っても、埋もれて仕事らしい仕事がない。）
ちょっと魏っぽい「曹植系〜」を読んだだけで、自分かいかに孔明オタクなのか思い出します。三国志について、夜を徹してでも語りたくなる時が、数ヶ月に一回くらい来ます。曹操や孫堅パパの偉業に思いを馳せる時もありますが、心のどこかで孔明の事を考えます。
孔明を自分の事の様に思うから言うのですが、孔明が歴史上なし得たことなんて、魏・呉の人達に比べれば実にささやかです。４００年続いた漢王朝を、正式に継ぐのは曹家ではなく、劉備であると後世に宣言した事くらいです。行政の腕は確かですが、恐らく、魏や呉に仕官していたら、彼の出番は一生なかったでしょう。
以下は、鉄道の話です。
大阪市営地下鉄が、４年後に民営化予定だそうです。持ち株になりそうなので、東京メトロとは大分違った民営化になるようです。日本の公営の地下鉄の中では抜群に収益のある路線なので、可能なのかもしれません。バスの赤字部分を補う意味もあるそうです。
都営地下鉄に何か影響があるのか、考えてみました。都営はメトロとの合併話がよく起きますが、都に組み込まれる形での合併を計画しているので、都の民営化というより、メトロが都に近づく形を目指しているのでしょう。今回の選挙は、今の都営にそんなに影響を与えないと思います。
公営地下鉄ナンバーワン収益の大阪市営地下鉄。「公営地下鉄」の理想モデルに近く思われるので、今後も変化を見守って行きたいです。「都市部の地下鉄は行政で」「交通弱者のための路線を」というモットーが都にはあるので、大阪は都とは違う方向性を進むのでしょう。路線も都と違って年々増加傾向でしたが、打ち止めでしょうか。
個人的に真っ赤な第三軌条・御堂筋線が好きで、大阪に行く度に乗っていました。都内の交通網より、大阪の方が分かりやすいです。私は関東在住なんですが、車社会の山間部にいるもので、出かけ先で電車とか見るとウキウキします。
平成２３年１１月２９日 竹淵 拝
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