町内の図書館に、「超バカの壁」があったので読んでみました。読んでみて納得出来る部分もありましたが、「それが出来たなら世話はない」と思う所もありました。趣旨を取り違えていたら申し訳ありませんが。
「物事は「ああすればこうなる」とはいかない。フラクタル云々」と語る箇所がありました。何事も計画通りには行かないとはよく言われます。ですが取りあえず、より強い確証が持てる何かを構築しようとしなければ、仕事になりません。悲しいがなプライベートでもブラックボックス的な何かを目の当たりにし、「どうすればこうなる」と頭を抱える事もあります。
書いている方の主張した事は一通り読みましたが、どういう時にこの本の趣旨が生かせるのかなと思いました。しばらくたてば、読んだことすら思い出せなくなるかもしれません。
以下は鉄道の話です。実際の団体等とは関係ありません。
大阪市営地下鉄が持ち株会社になるとしたら、どこが株主なのでしょうか。新聞の報道でも、途切れ途切れにしか伝わってこないので詳しくはわかりませんが、可能な限りは読んでみました。
関西のどこかの民鉄が株主になるとして。地下鉄と鉄道一般は、長年築いてきたビジネスモデルがかなり違います。阪急と宝塚歌劇の関係が有名な、「需要を掘り起こしながら電車を走らせる」のが民鉄。
一方地下鉄は公営が多く、多くは自治体が「都市計画」を目指して整備したものです。車社会になって、路面電車が交通渋滞等を起こしてしまう様になった後で、莫大な資金を費やして公共事業として始めました。(地下鉄はお金が大変かかるので自治体が主導するという面もあった)
自治体の都市計画という意味では、大江戸線がいい例だと思います。他の路線と直通等しないで(※直通等した方が利益につながりやすい)、ひたすら都内をグルグル走る姿は、「都市計画」の名を冠するにふさわしいです。
もし大阪市営地下鉄が今の姿を変えるというのなら。少しだけ残念です。(でもこの路線は第三軌条。例えば阪急の車両が、御堂筋線を走ろうとしても無理。新しい株主が民鉄のどこかだとしても、やはり大阪市営地下鉄は今のハード面(車体・レール等)を変えられないと思う。個人的には今のままでいてほしい。)
平成23年11月30日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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