一ヶ月ほど前に、種村有菜氏がりぼんとの専属契約を終え、フリーになったそうです。なんやかやで近況など拝見していた方ですけれども、私は知るのが遅かったです。どうしてあれほど「りぼん」に夢中だった氏が、フリーになったのか?と言うより、やっと決断が下されたかと思います。
桜姫華伝は少ししか読んでいませんが、何となく作者の頭にあるヒロイン・ヒーローと、作品の内容がずれているのではという懸念を感じていました。絵が目立って綺麗な方だから、りぼん向きの原作者についてもらう方が正解なんじゃないかと思いましたが、独自の「物語」を敢行していた氏でした。
(蛇足だが過去「りぼん」で原作者付きの漫画というのは、実に少ない。池野恋先生が原作者付きの魔法ものを描かれていたが、読者からはあっさりした反応だった気がする。)
今後、氏が思い通りの活動をされる事を願ってやみません。りぼん本誌で読み切りデビューした時から、氏の描きたいものは明瞭でしたから。
桜姫華伝で思い出したのですが。目上の親族を呼ぶ時、「兄様」「母様」など呼ぶようになったのは、いつからなのでしょう。国語的に間違いはないのですが、明治期ぐらいの小説ですと「兄さん」「おっかさん」「おとっさん」、階級が上がると「お兄様」「お母様」「お父様」になります。時と場合により「兄上」「母上」、他人が呼ぶときは「御令兄」「御母堂」などもあります。
小さい事ですが、十把一絡げに「にいさま」「かあさま」だと萌えにくいです。(中国史を扱ったものの場合、呼称はさらに細分化します)
自分のミラトレの原稿で。東京さんから慎兄ちゃんへ、「御令弟へ」と差し入れを贈ってもらったら、ゾクッとする程萌えました。彼等は明治・大正生まれですので、言葉使いはそれくらいでも可かなと。新宿ブラザーズも、普段使うかどうかは別として、一通りは慎兄ちゃんから仕込まれているんじゃないかと思います。
(※この後、慎太郎、凛太郎、都庁前、新宿ブラザーズの間の、親族模様について日誌を書きました。日誌向きの内容にならなかったので、ほとんど削除しました。都庁前が何故、新宿一族にいるようないないような立場なのか真剣に考えたんです。全世界に公開出来る内容にはならなかったです。個人的には気に入っていますので、原稿の方へ書こうと思います。)
平成23年12月25日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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