昔「らんま」で、「女の方が買い物でおまけしてくれたりして得」という理由で、乱馬が女性のままでいる回がありましたが。ずば抜けて美人ならそうかもしれません。
オタク人生が事実上スタートした時、クラスメイトから「竹淵は女の子だからまだいいけど。」と言われた事があります。そこそこ美容等に関心を持ちつつ、オタク街道上にあったからでしょうか。
そういう思い出は兎も角。「女の子の方が得」とミラトレの一が目覚めたらどうしようかなと。175センチの身長と男らしい声で、何を言い出すかという所ですが。吹から「妹なら門限は午後8時。深夜営業禁止(駅なのに)。繁華街に一人でフラフラ近づかない。客とマンツーマンでエスコート?馬鹿言うな!」その他諸々の束縛を受けそうなので、今のままでいいと早々に気づくと思いますが。
以下は東野圭吾「私が彼を殺した」の感想です。
■貴弘と美和子のアレは、本人達以外にはバレバレ。 ■貴弘の態度を見れば分るらしい。 ■貴弘がそうなのは仕方ないとして、美和子が拒絶していない事も、婚約者・婚約者の友人・美和子の担当者にバレバレ。 ■でも婚約者も担当者も、欲しいのは詩人としての美和子であるので、そんなことは別にどうでもいい。駿河に至っては、美和子を「洋服の下を想像出来ない女」とコメントしているので、彼女のわざとらしい雰囲気は冷静に見れば濃厚だったらしい。 ■貴弘は「ばらされたくなかったら穂高を殺せ」と匿名で脅されたわけだが、婚約者の穂高がノータッチのアレを、ばらすばらさないともめるのは滑稽。
■美和子の基本的なシナリオは、 異性として兄を手なずける→ 愛はないが、そこそこ有名人の男性と婚約する→ 嫉妬に狂った兄に婚約者を殺害させる→ 愛に生きた悲劇のヒロインになる
(※ここまで明確ではなかったかもしれないけど、出版社の姉がいる友人に、自分の詩をそっと見せたりする部分は周到。いい大人になったのに兄の貴弘と同居したのも臭い。穂高とでなくとも、そこそこ有名人の男性を踏み台にして「愛される女性」になりきろうという思いはあっただろう。結婚生活や出産・育児については、表面的な関心しかなさそう。)
穂高に貴弘がイラッとする所までは、美和子の計画通りだったろうが、殺害に至るまでの衝動にはならないのが誤算だった。だから土壇場になって「ばらす」と匿名で脅した。でも公人でもない貴弘に、名誉毀損は思ったような脅しにならず未遂。
■準子が穂高を殺した様に周囲から見られ、美和子は焦った。 ■素人の美和子に、準子の無実が客観的に分るくらいだから、いずれ美和子が捕まる。 ■貴弘を犯人にする予定も狂い、やむなく自分が殺したから、加賀に見抜かれる心配が出てきたし、加賀も真相を知っている。プレッシャーをかけてくる加賀に対し、探偵役になりきる事で、重圧から逃れようとする。 ■加賀の執拗な追求と、アリバイを語る兄達にブチ切れる美和子。
■今後、貴弘が死刑確定だろう美和子にどうでるか。 ■法廷で自分の育成環境を強調するだろうけど。貴弘は、そこまで自分達の過去を悲劇だとは思っていないし。
平成24年3月20日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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