都営アンソロ参加させて頂く原稿を書いていました。大江戸と新宿の短い話を考えています。・・・新宿っていうと、ズバリ都営新宿線か、西武新宿の方がピタッと来ます。ミラトレにも「新宿」は大勢いますが、多すぎて皆下の名前で呼んでいます。以下は妄想です。毎日こんなことばかり考えています。幸せです。
■零二がマヨラーになったら。 ■既にマヨラーじゃないかと思うが、カロリーが気になる。飲食・休息不要の駅達だが、肥満・肌荒れの心配はないのか。零二は辛い味や、濃いめの味が好きそうだし。 ■多分野菜嫌いの一に「マヨネーズをかければいい」と勧める零ちゃん。マヨネーズで太るのは零二の自己責任だが、一にまで肥満・肌荒れの危機が迫る。 ■「あっさりした味付けの方が、素材の味が分る」という意見を吹が出す。零二の好みが多様化し、万事解決。一も食べられる野菜が増えた。
(・・・リアルで皿が真っ黒になるまでしょう油をかける知人がいて、見ていて料理を作る気力も、食欲も、美味しいという気持ちも失った。塩分の話をしても全く通じなかった。いつも一緒にいるだろう人間と食生活が合わないと、軽く悲劇だと思う。
・・・ブラザーズの場合は零二の味覚が柔軟なのと、一が食生活に関心が薄いのと、吹の努力があるのでバランスはいいと思う。手作りマヨネーズとか、吹作りそう。「実用的で手軽だし、女性にもてそう」という理由で料理を始めたが、いつの間にか弟達の御飯を作るようになっていたとか。)
東野圭吾「変身」を読みました。毎回、東野作品は凝った味付けを意図されて書いてあるのですが、最終的に同じ味を感じるのは何故でしょう。作家さんの個性の発揮のされ方だと思います。取りあえず、全体的にこんな印象です。偏見もあります。
■「理想の美女」と、男主人公がいい感じになったら、女性に男が裏切られて、復讐にかかるというテンション。 ■「幻夜」「白夜行」の感想として、「雪穂と亮司が二人っきりでいた時間こそ純愛」と言われる時があるが、東野圭吾の書く男女で、完璧なカップルと言うのは少ない。
■大体事故・事件による死別か、猛烈な裏切り行為があって、それが小説を動かしている。 ■作品中の「美女」の描写が割と固定的なので、読んでいて、「ああこの女性と男主人公がいい感じになって、男がだまされていた事に気が付いて、暴れだすんだな」という予測が立つ。
■不美人は悪い事をあまりしない。 ■でも東野圭吾の作品で不美人はあまりいない。 ■プチ亮司、プチ雅也っぽい人があちこちにいる。 ■でも雪穂、美冬の暴れぶりには、誰も及ばない。
■加賀シリーズの加賀のコロンボっぽい所は、嫌がらせに近いプレッシャーなんだと思う。コロンボは「うちのかみさんが」と比較的和やかだが、加賀の生活感のなさで、世間話をされると怖い。ものすごく怖い。
■東野作品のカップルは、平凡なカップルも非凡なカップルも、映像化されるとまろやかになるので、映像化には賛成する。小説で読むと、平凡な女性はただただ平凡で、非凡な女性は怖いほどなので、先日映画の「麒麟の翼」でフェミニンな演技を見て、ホッとした。
平成24年3月22日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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