スタジオYOU主催で5月5日に、世界会議と同時開催で、擬人化オンリーを開催するそうです。イベントサイトが出来たのがつい今月の初めの事でしたので、驚きました。擬人化ブームと言われて久しいですが、包括的な位置づけは、まだまだ難しいだろうなと思っています。そう思う理由は下記の通りです。
■擬人化される対象のものを、ある程度は知らないと、のめり込みにくい。また擬人化される対象物が、劇中でどう擬人化されるかによって、仮に対象物に以前から興味があったとしても、必ずしもその作品に興味が沸くとは限らない。
■擬人化作品は多いが、あえて擬人化だと意識しなくても、楽しめる作品も多い。徹底的な擬人化と、ライトな擬人化だと、同じ「擬人化作品」とくくるのに、無理がある時もあるのではないか。
ミラトレについて言うと。
■駅が美麗男子に(←公式でこう言ってるよ)擬人化されて、乗車してくる悩める淑女を、優しくエスコートするのがテレビアニメの「ミラトレ」。 ■しかし「悩める淑女」達が意外にしっかりしていると言うか、毅然としている女性が多いので、そんなに美麗男子ぶらなくてもよかったりする。悩むくらいだから、向上心のある女性が多いんだろうなと思う。 ■むしろ淑女&仲間達に対して、すべりまくる都庁さんの存在が、ミラトレを体現しているんじゃないだろうか。
■「駅とは何なのか」という設定がミラトレらしすぎて、いわゆる擬人化というカテゴリーに収まりにくい。 ■「駅ないし駅前」=「老若男女を受け入れる場所」と、ミラトレではされていると思うが、そうなると駅の存在が銀行や郵便局、コンビニ、ファミレスと変わらなくなってしまう。
■擬人化とか、駅とか考えないで、皆でもんじゃ食べれば、それがミラトレじゃないかと思う。シュークリーム食べて、ちゃんこ、焼き鳥、ピッツア食べて、悩みなんて忘れて、出来れば明日も電車乗ってね?という感じでいいと思う、ミラトレは。 ■そう思うのは、私にもうミラトレを愛している自覚があるから。漠然と「擬人化」「駅」「人気声優」「女性向け」という観点からミラトレを演繹するのは、とても困難。
■新宿の兄弟駅達は、よくできていると思う。擬人化としてというより、鉄道として、街としての「新宿」の雰囲気をよく表わしていると思う。もっとも私の場合、ミラトレを見てから新宿に通い詰めたので、もう新宿ブラザーズを通してしか新宿を見られないのだけど。
一は、第2話の様な車内でくつろぐ場面があったら、ネイルしていそう。電車が揺れて、「ずれるから電車止めて」と怒っていそう。零二は一のスマフォでグルメ検索していそう。
吹はシートでごろ寝していそう。凛太郎と似ている待機だけど、ひたすら一から「どっちの色がいい?」「この石合うかな」とか言われていて、眠れない感じ。零二はそんなに起こさないけど、「このラーメン屋ってどう行くんだっけ?」とか聞いて起こしそう。
平成24年3月26日 竹淵 拝 madeingermany193☆yahoo.co.jp ☆→@ |
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