madeingermany

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...... 2012年05月10日 の日記 ......
■ 零二と四ッ谷さん   [ NO. 2012051001-1 ]
日記なんだから、自分の事をもっと書こうよと言われそうですが。ごめんなさい。1日働いて蒸し返したくない事ばかりあるので、書いていて楽しいことしか書かないかもしれません。



久々にポアロを読んでいます。謎解きに繰り出すポアロの友人と、付き合うポアロという、安定感そのもののミステリーです。ミステリーって、もし当事者が悲劇の事件を解明しようとすると、ますます悲劇になる気がします。

東野圭吾の小説が、どうしてもドロドロしていく理由はその辺かもしれません。恋人の過去を探ろうとする男、配偶者の隠し事を暴こうとする男、・・・・彼等の追う「謎」が解明出来たとしても、誰も幸福にはならないのでは。

加賀とかガリレオとか、一見事件に関係ない男が謎に乗り出す小説もありますが、結局は加賀も湯川も、自分の関心が向く事件に遭遇しがちなので、「謎」を仕掛ける方も、「謎」を解く方も傷つきます。ミステリーに必要なのは、事件との距離感と、悲劇に惑わされない推理だと思います。・・・東野圭吾の小説の多くは、「愛するものの悲劇に狂う男」の話な気がします。狂いたいほど愛しているから、探偵まがいの無茶をする普通の男のお話。一方女性はタフで狡猾な人が多いイメージ。

(出てくる女性に、つり目・スレンダーだがガリガリではない・ツヤツヤのロングヘア多分黒・脚線美(特にテニスのスコートくらいのミニスカートが似合う太もも)・男心をくすぐる技量あり・家事に堪能だが所帯じみていない・・・という傾向がある気がする。そんな女性あるか?あとそんなに女性の足が好きなのかと勘ぐらざるを得ないくらい、足の描写が続く。)




GW中、新宿界隈をブラブラしていました。大江戸線・新宿ブラザーズの駅達のエリアは大体歩いたので、メトロに乗り、四ッ谷あたりで下りてみました。新宿でも、慎兄ちゃんの周囲である歌舞伎町やゴールデン街が繁華街として定着したのは、ごく最近の事です。昔の街道沿いが賑わいの中心だった事を思うと、四ッ谷さんあたりの方が、古い新宿の姿が分りそうです。

(吹や一がいるのが、いわゆる「淀橋」。飯田橋や透吾達がいるのが「牛込」、そして「四ッ谷」。これらが合併して新宿区になったので、古い歴史がある四ッ谷さんにしてみれば、新宿ブラザーズなんて赤ちゃんみたいなもんかもしれません。慎兄ちゃんが、都心部の発展に伴い巨大ターミナルに成長した後で生まれた新宿ブラザーズなので、慎兄ちゃんの同期ともいえる四ッ谷さん達にはそうかも。)



一は慎兄ちゃんの同期とはいえ、知らない駅の前では基本的に吹の後ろにいそうなので(あと男にサービスしても仕方ないと思っていそう)、まあ年長の駅達に粗相する事もないと思いますが。吹も、基本的に逆らわない性格なので、敬う姿勢はあると思います(それにしては慎兄ちゃんの開業頃の想像が滅茶苦茶だ。)

零二だけは、なんか粗相しそうな気がして仕様がないです。新宿の中心は慎兄ちゃん、その「新宿」の地名を冠した自分達兄弟を誇りに思うのはいいんですが、「新宿」駅前が今のような一大繁華街になる前の、古い甲州街道方面の雰囲気を知っている駅に、彼はどんな風に接するんでしょうか。零二は素直で元気ないい子なんですが、時々心配です。


(あと新宿の歴史のような話を、慎兄ちゃんは凛太郎に教えていないと思います。「うるせえ」とか凛太郎に言われて、教授をやめた感じ。吹は役に立ちそうな話なら聞こうと思ったけど、慎兄ちゃんと凛太郎の兄弟喧嘩の結果、グズグズになった感じ。一と零二は自由に育ったのでしょう。)

平成24年5月10日 竹淵 拝
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