ネットのどこかで、「腐女子腐女子と特別的に「彼女たち」の個性を語り、現代のジェンダーを論じるものではない。所詮、誰ががどんな本を買い、消費するのかというだけの話である。その女性が化粧品を買うか、BLものを買うか、それだけのこと。独自性や性差の話に広げて語るに及ばない。」という論旨のものを読みました。「腐女子」を社会学的に特別視して語る層について、反駁した内容でした。社会学的な話は嫌いじゃないので、一通り読みました。
多分自分は腐女子の方だと思いますし、若干乙女ものが好きです。ただ、「腐女子だ何だという論議は、その女性が何を消費するかというだけの話」というのには、異議ありです。確かに金銭を費やす場面も多いでしょうが、本当に使うのは「体力」と「思考」「時間」じゃないかなと。換金不可能なものです。(※大手サークルさんなら、そうでもないかも。)
擬人化好きな人なら、路線図だけで萌えられます(例えば何線と何線は何駅で交わっているとか)。普通の駅の、普通の窓口でもらえる路線図と時刻表だけで、十分です。後は、電車に乗るかもしれませんし、駅舎の中を、普通の人の邪魔にならない程度にウロウロするかもしれませんが、実質ゼロ円でしょう。「わー〜、本当に西新宿五丁目駅って副名称があるんだ〜へ〜」と思うのに、いくらかかるんだという話です。170円です。
ミラトレの公式漫画を買い、DVDを見るのにいくらかはかかるでしょうが、本当に楽しいのは漫画を閉じ、デッキから離れた後の妄想と、それを形にする事です。費やすのは「体力」「思考」「時間」であり、メインは金銭ではありません(完全にタダかというと違うけど)。腐女子が本当に費やすのは金銭ではなく、心身のエネルギーそのものです。
上記の論議、「腐女子といっても何を消費しているかというだけの経済的なくくり」という論旨に指摘せねばならないのは、「腐女子にとって版権ものを購入するのはあくまでスタートであって、キャラに愛をこめ、腐女子の本懐を遂げる作業に明確なゴールはない」という観点が抜けている事です。意図的に語っていないのかもしれませんが。
都営地下鉄の駅舎内に掲示してある路線図を見るだけで、ネタにする事が出来る「腐女子」がいた場合、上記の論旨ではカウント外になります。目立ったお金はほとんど払わないから。自分は、仮に、好きな声優さんのCDを聞いても、それはゴールではなくスタートなのだという認識です。
以下は、ミラトレの新宿ブラザーズの話です。
駅的な実力として、零二の全力は、一の何分の一かくらいかもしれません。零二は普段家族としての一の顔を見すぎている、又は自分も一の兄の一人なら、一を支えられるとどこかで思っているのかも。
一が一人で女性をエスコートしたり、他社と連絡業務を行ったりする時は、多分、零二の知らない真剣な顔になると思います。零二には無邪気そうな顔をしてみせるのは、やっぱり家族だからでしょう。零二と一の間に、ライバル的な意識はないと思います。それぞれお互いの得意不得意を知っているし、何より、2人同時に吹に愛されるのが好きだから。
3人がそれぞれの思いでお互いを大事に出来るのがブラザーズですし、一も零二も、一人の大人の男性である部分と(でも高校生くらいのイメージなんだが。吹は大学生くらいの感じ)、まだまだ甘やかされたい部分があるでしょう。
(零二と一が上の兄弟に甘えている顔は想像できるんだが、吹が凛ちゃんと慎兄ちゃんに甘えている姿は想像できない。吹の場合、生まれた時から、上の兄弟と立場の差は大きかった。凛太郎はそう簡単には周囲に甘えない男だし。なので、新しく生まれるだろう弟達には、平等に、何でもしてあげたいと思った吹。だったらいいなあ。)
平成24年7月6日 竹淵 拝 madeingermany193yahoo.co.jp ☆→@ -----------------------------7dc3b65b58 Content-Disposition: form-data; name="image"
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