まだ決めていないんですが、9月の連休に博多に行って来ようと思います。9月15日(土)に大阪でOLDCODEXのライブがありまして、チケットを持っています。もう一頑張りすれば、博多は目の前でして、コミックシティが16日にドームで開催されます。新大阪から博多方面へは、新幹線のぞみで行けばそんなに難しい距離ではありません。一回、山陽新幹線や九州の鉄道を利用してみたいと思っていました。(初山陽新幹線!初九州の路線!)
新大阪〜博多の移動はそんなでもないですが、帰途、博多〜群馬は「おおっと」と思う距離と運賃です。乗車時間は約5時間なので、実行不可能ではありません。言うまでもない事ですが、自分はそんな長距離でなくても、運賃がまかなえる様なサークルではありません。宅急便代ですら上がらないサークルです。そんなサークルが、ひとえにすがっていたコミケに落ちると、ここまで思考が跳躍するのかという、希有な例。
関西までライブのためだけ、ないし同人誌即売会のためだけに出かける事もアリだと思います。自分が「観光」目的だけで、素直に通天閣に登ったり、博多を満喫できる人間だったら、どんなにいいだろうと思いました。
(いつも通天閣から徒歩圏内のホテルに泊まるのに、行った事がない。イベント時は深夜に大阪入りし、帰路も大急ぎで新大阪まで行ってしまう。自分には全般的に「楽しむ」才能が欠けている。)
オースティンの「高慢と偏見」を読んでいます。今、コリンズがエリザベスに求婚し、断られました。この後、映画だとエリザベスの妹のメアリがコリンズと結婚して、エリザベスを驚かせる流れだったと思いますが、小説ですと、近所の娘のシャーロットがほとんど自分からコリンズに近寄って、求婚を勝ち得ています。
以前、別の訳者のものを読んだらしく、今回手にした訳が若干堅苦しくて読みにくいんですが、逆に時代がかった文章の感じがいい気もします。エリザベスの姉のジェインのまどろっこしい感じが、今読んでいる訳だと倍増されています。4人も個性的な妹を持つと、こうもおおらかな娘になるのだろうなと思わせる女性です。
シャーロットが、エリザベスの一向に受け入れられないコリンズの無茶苦茶な求婚を受けた事を、エリザベスは納得しません。エリザベスの、格段に資産も身分も上の男性であるダーシーへの態度を思えば、これもむべなるかなという印象です。「高慢なダーシー」と「偏見を持っていたエリザベス」というペアの小説なんですが、エリザベスも結構高慢な所があります。
エリザベスの願う「まことの愛」とか、「誠実」とか、「教養」とか。外のオースティンのヒロインも求めがちな異性へのポイントですが、そんな審美眼を受け入れる男主人公達も骨折りな恋をしています。外の小説、「エマ」「説得」「ノーサンガー・アベイ」「マンスフィールドパーク」「分別と多感」とそれぞれにヒロインと男主人公がいますが、いろんなこだわりをもつヒロインを、ちゃんと理解し、受け止めているらしい彼等が好きです。
(オースティンは何かと、知り合って間もない男性に惹かれ、ヒロインに親身に忠告してくれる兄の様な男性を疎んじ、惹かれた男性に痛い目をみせられ、最後には「兄の様な男性」と結婚する展開が多い。「エマ」なんて、ヒロインは自分が赤ちゃんだった頃の姿を知っている異性と結ばれているし、「マンスフィールド」は従兄妹婚で終わる。オースティンらしい運びだが、超がつく程の安全牌には違いない。) |
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