隠す事ではないですが、たっつんとのファーストコンタクトは黒執事でした。放映当時、絵柄が綺麗で、面白そうな作品だなと思った事と、安元さんが出ている事から、何気なく手にした時、たっつんも出ていました。初登場から、人身売買を全くの罪悪感なしに遂行するようなキャラでしたが、大体未遂なのでお笑いキャラとも言えるのでしょうか。
(番外編の、「あちこちの舞踏会で若い女性が誘拐された」事件の犯人は彼なのだろうか。切り裂きジャックはマダム・レッドだったけど、ドルイットが潔白だとは思えない。人間が出来る範囲の悪い事なら、たしなむ男だろう。
彼は二期で、故トランシー伯爵と交流があったらしいが、大きな声で言えるような「交流」だったんだろうか。単に金ぴかの家具や、珍しい美術品を集めるだけの交流じゃなかったと思うんだが。
でもドルイットが口に出せないような「交流」を故人としていたとしたら、故人の養子にまでなったアロイスが再会すれば、相当彼を嫌悪すると思うんだが。二期第一話でのアロイスとドルイットが初対面らしい事と、一応公人らしいドルイットの立場からすると、故人の「趣味」とは距離があったと思われる。)
黒執事のお笑い担当というと、原作を含めると意外に多いんですが、ドルイットの場合特別な点があります。彼は一般人なんです。英国貴族の一員、社交界の花形ではありますが、悪魔・天使・死神等とは無縁のキャラです。いたって能力的には普通の男性です。
(走ったりする意味での身体能力的にそう言えるだけであって、その嗜好はある意味常人、悪魔、死神、天使を越えているんだけど。あんまり完遂する事がないので、お笑いキャラで収まっているのかも。緊張した場面や、グロテスクな展開、とても悲しい部分もある黒執事だから、彼は必要。)
ドルイットについての私のコメントはそんな感じなんですが。全然知らずに、ミラトレを見て、「ドルイット役の人が駅やってる」と思った事は、ここだけの話です。吹はあそこまでぶっ飛んだキャラではありませんし、擬人化という新鮮なジャンルであるにも関わらず、ミラトレは意外に堅実な作品です。
でも鈴木達央さんが、単なる真面目一辺倒のキャラってのももったいなく思います。真面目な性格を押し出すキャラなら、都庁前や六本木君もいます。弟の零二は「吹はあれで真面目な男」と言うので、吹は堅実なキャラという位置づけが、限りなく正解に近いと思います。
(当たり前だが、身内の零二が吹に不利益な事をいうはずがない。「不安定」な事は一の特徴なので別にいいと思うけど。吹は要領がいい訳でもなく、すごく目立った要素のあるキャラではないと思いますが(副名称はあるよ)、「脱いだら大江戸線有数のすごさ、又は若さと新宿という立地故に、都内の老舗駅にも負けないよ?」という感じはあります。
いやだってミラトレの駅達って、目鼻立ちや、髪のツヤ、足が長いとか誉められることは凛太郎を始めとして多いけど(※フェミニンな誉め方)、「体」そのものにコメントがついたのって、吹だけだから(※フェミニンな感じが若干低い)。可愛い感じの一、少年っぽい零二と区別するためだけのコメントだなんて思わない。) |
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