書ききれない高松の話があるので、まだまだ新旧パプワの高松です。南国の方で高松が「グンマ様を青の呪縛から救って差し上げたい」と言ってます。恐らく、グンマが科学の道に進んだあたり、高松の気持ちもあったのでしょう。
ルーザーへの高松の思いを考えれば、ルーザーの本当の息子はガンマ団総帥になり、ルーザーの甥の一人は自分の手元に置いておくってのもある気がします。グンマはマジックの長男ですが、ルーザーの甥でもあるので。
ただ、どう高松が頑張っても、秘石眼の扱い方はテキスト的にしかグンマに教えることが出来ません。閉じ込められていたキンちゃんですら、眼魔砲の撃ち方をグンマに教えられますが、基本的に高松では目が痛んだグンマを介抱することしかできません。恐らくルーザーの存命時でも、高松には触れられなかっただろう「秘石眼」の件なので、高松には辛い部分です。
もしグンマがマジックの子供らしく覇王の気配を見せ、秘石眼をどんどんコントロールできるようになってしまったら、高松には本当に何も出来ません。青の一族全開になってしまった男達には、親兄弟の愛情すら見えなくなってしまう事が珍しくありません。グンマが、生来の秘石眼に興味を示さなかったのが不思議というか、「目が痛い」事以上の悩みを高松に話さなかったとも考えられます。
そう思うと、グンマと高松の距離は、グンマ幼少期でもかなり開いてしまっていたことになります。高松もグンマの秘石眼の力について無関心ではなかったと思うけど、サービスに相談してたんでしょうか。サービスはグンマの事を本気で馬鹿って言うので、「サービスがグンマを鍛える」展開にならなかったのでしょう。高松も、グンマについて相談できるのが、ほぼサービス一人ってのがある意味問題。
そこで疑問。
グンマは高松を家族だと思っているんでしょうか。たびたびPARUWAのグンマが「家族一緒に」「本当の家族になろう」と言っているので、その中に高松はいるのかなあと。
高松とすれば、もし自分がグンマの家族ならばそんなに嬉しいことはないでしょう。グンマの育ての親であり、キンちゃんの名づけ親ですから。ですが青の一族の気難しさを考えると、そんなあいまいなポジションはない気がします。
マジック相手では出来なかっただろう、グンマ・キンちゃんの反抗期を受け止め（多分）、結果的に「すねて」（ガンマ団全体のゴタゴタになる前に、高松が身を引いたと考えられる）みた高松ですから、十分家族だと思うんですが。
４７歳のちょっと古株な一般ガンマ団員と、２８歳のガンマ団総帥嫡男＆甥の関係って、なんて言うんでしょうか。疑似親子と言えばサックリし過ぎな気がします。
問題なのはグンちゃんとキンちゃんには「疑似父親」な高松でも、マジック、ルーザー、ハーレム、サービス、シンちゃん、コタローにとっては、大部分高松はただの「団員」な事です。高松は二人を育てる乳母の様なものだったと思って、今日の高松の話を終えようと思います。
南国でルーザーの体を乗っ取ったアスに攻撃された高松。高松にとってルーザーは無二の存在であっても、ルーザーから見れば、単に再会した、ただそれだけで目が覚める程の存在じゃなかったということでしょうか。（ルーザーの性格だと単に高松の才能を買っていただけのような気がする。高松には運命の出会いだったけれど。） |
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