アニメディアに、声優データハンドブックが付録として付いていました。ばっと見た感じ、約20年前に自分が持っていたハンドブックとは随分変わったなと思いました。20年前は声優さんの「顔写真」「あだ名」の項目はなく、お名前・所属・誕生日と血液型・出演作品のみだったと思います。
鈴木達央さんの好きな食べ物に「米」とありました。思わず「日本酒?」と思いましたが、白い御飯のことかと思います。達が挙げるなら「肉」かなと思いましたが、ホカホカ御飯かっ込む姿も達らしいかもと思います。
劇中で既に故人だったパプワのルーザーさんについて。どんな人だったかとなると、関わっていた人によって大きく異なります。ハーレムとサービスのルーザーに抱いていた印象が、それぞれで全く異なるのが面白いです。
ハーレム■なんか殺されそうなくらい怖い兄貴。 サービス■ずっごく優しかったルーザー兄さん。
サービスが片目を失った時、ルーザー以外の兄弟も心を痛めていました。恐らく治療にあたった高松も、サービスの自棄的な態度には思うところがあったでしょう。でもサービスは、「ルーザー以外自分を心配していない」と言い切ります。自分のために、泣いて慌てて、抱きしめて叫んでくれる相手にしか、納得できないサービスがちょっと怖いです。
あと、高松はルーザーのどこがよかったのかなあと。ハーレム、サービスそれぞれのルーザーへの気持ちを知っていそうな高松ですから、単に「優秀」以外のルーザーの面も知っていたでしょう。高松は駄々っ子めいたルーザーの姿も知っていて。
(これ以上考えると、高松が乙女になってしまう。もし高松がその頭脳と同じくらい、愛する相手に対しても割り切れる男なら、こうはならない。立場的に、マジック、ルーザーの血を継ぐ男子を人工授精で誕生させたのは、10代の高松だったんじゃないかと思うと複雑。ルーザー、グンマ、キンちゃん達の存在がなければ、チャンネル5並の冷酷な男なのに。
パプワは一応ほとんどキャラが男性で、少年漫画なのだけど、流れている感情の動きは、女性のものだなと思う。キンちゃん、コタロー、マジック、ハーレム&特戦隊で、パプワ、シンタロー達と島で大バトルかと思いきや、キンちゃんが高松に懐いちゃった時点で、ほぼ終戦を迎えてしまったし。
ハーレム的には、「高松をしめるキンちゃん」の方が自然だったのだろうけど、もうキンちゃんは無暗に暴れるの飽きたっぽい。高松もキンちゃんが暴れ疲れて、一人になるのを待っていたような。
生前ルーザーが駄々をこねだした時も、一定時間置いてから、高松は対応していたんじゃないかなと憶測。瞬間湯沸かし器のようなルーザーだから、ちょっとした事でぶつかるよりも、冷静さを取り戻させてなんとかしていたのでは。「グンマを一応信じる」今の高松みたいに。
少年漫画ならどんなに親しい相手とでも、否、身近な相手だからこそ拳を交えたり、トップ争いがキャラの間で必要になる時が来そうな気がするけど。コタローが暴れるのは単なる破壊衝動だし、周囲への甘えみたいなもの。
マジック、シンタロー、コタローの関係がしっかり描かれていたなら違ったかもしれないけど、父親と息子、兄と弟の関係って、しっかり「男の心」で描かないと難しいと思う。高松=ある意味ルーザーの分身、グンマ・キンちゃんの疑似母であるから(言いたい放題)、必要な愛も距離もはかれるけど、純粋に男性同士の関係って、パプワにはないかも。必ずどこかに女性的な感情が漂っている感じ。) |
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