CH5を読んでいました。「愛しいものを切り刻め」って。単に「相手を倒す」事が目的なら、「愛しい」というニュアンスはいらないと思います。暗黒物質の効果が、破壊衝動の増加にあるのなら、ますます「愛しい」というニュアンスは不要です。
ただ誰を倒さなければいけないかターゲットを絞る時には、グリーン編の刃の様に、「愛しい」というニュアンスが要ります。刃がグリーンの市民に手を出してはいけないし(※刃はブラックの音也の従者なので、刃が市民を傷つけた場合交渉不可能になる。兄弟喧嘩のみ可。)、紅・剛・雷とのバトルになるためには、「愛しい」というニュアンスが必要です。
多分、暗黒物質で理性が揺らぎ、揺らいだ所に「愛しいものを切り刻め」という暗示が、刃に施されたのでしょう。高松から。いろんな辛さが長年蓄積した刃の中で、暗黒物質が働き、「辛さ」を雷が受け止める事で、刃ももとに戻りました。
刃は、心から、愛する者を切り刻む事を快楽だとは、思っていなかった事になります。雷を切っても、快楽とは程遠い表情をしています。高松の暗示した、「愛しい」というニュアンスは、誰を切り刻むか決めるだけのニュアンスになります。同じく紅も、高松に暗黒物質を早い段階に投与されて、ジャンに「チャンネル5計画を実行せよ」と言われると、ジャンを殺すように、暗示をかけられていたのでしょう。
刃と紅の行動、暗黒物資の麻薬の様な効用を思うと、高松はどんな方法をとっても、チャンネル5計画を阻止するつもりのようです。暗黒物質の投与の効用は、同士討ちです。ジャンと、ジャンが作った紅達が倒れる様にとの。高松らしいえげつなさというか、どこまでもどこまでもジャンの計画に否定的な高松。なんかわかる気がします。
(高松は、紅を通してジャンを切り刻んでいる。愛する者を切り刻むことが高松の趣旨なら、高松はジャンに好意を抱いているという解釈になる。けど違う。切り刻んだのは紅であって、高松はその現場を見ていない。わざわざ使いの男をジャンのところに行かせて、無関係ぶりを装っている。
高松が本当に愛している相手なら、自分で切り刻むと思う。闇丸の片目は多分秘石眼だから、グンマかキンちゃん、サービスか後世の青の一族の目を移植したのだと思う。青の一族の体に、死体とはいえメスを入れた高松。それはそれは興奮したことだろうと思う。ルーザーと同じ目を持つ体の秘密に近づけたのだから。)
高松。
なんで、誰かを「愛する」という感情を持ちながら、彼は誰かと「愛し合う」という流れにならないんでしょう。愛し合うなんて特別なことじゃなくて、極端な例だけど、サービスなんて、
■青の一族にスパイをしかけてきたジャンと恋に落ちる。でも、ジャンに「裏切られた」という自覚ゼロ。もう悲劇のお姫様っぽい。 ■初陣でジャンが何故殺されたか、何故ルーザーはジャンを殺したか、サービスは一応知っていると思うけど、故人になったルーザーは、もう自分を可愛がってくれないし?という理由で、サービスの中で忘れられたらしい。 ■赤子すり替えについても、「ムカついたからやった」以外の感想がないサービス。高松は泣いてキンちゃんに詫びて、グンちゃんにもお別れを言ってた。
■長年ガンマ団に奉仕してきた高松が大事にしてきたグンマ、キンちゃんがジャンに使われていても全く気にしない。・・・・自分が幸せなら、周囲も幸せと思えるのか、サービス?あとハーレムの三億円の使い込み以上に、生活費にマジック、シンタローからカネ貰っていそう。
・・・・ってくらいお気楽なのに。高松にサービスの真似をしろとは思いませんが、窮屈な愛し方をする男だなと思いました。ルーザーに、自分の能力を捧げることでしか愛を伝えることが出来なかったあたりから、因果な姿勢はあったのかもしれません。 -----------------------------7dc1061330478 Content-Disposition: form-data; name="image"
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