妄想の産物だって分っていて書きます。すみません。
高松って、ルーザーに対して長い一人芝居を打っている様な気がします。故ルーザーに対して、「きっとこうだったらいいのに」を何十年も実行している感じ。余程感情的な人でない限り、大抵そんな一人芝居を打つことはままあると思いますが(職場の上司に対しての態度とかで)。
高松の場合、結局誰も突っ込まなかったというか。高松がそんなに努力しているのなら、かつガンマ団の役に立つ男であろうとしているのなら、延々と続く、「自分はルーザー様の特別な存在だった」という芝居を、マジックやハーレムは尊重してたのかもしれません。ストレス故か、若干若いガンマ団員に過激な行動に出ても、被害が予想以上に拡大しないなら諦めていたのかも。
シンタローはそういうのを許さない男なので、高松から感じる違和感に、正直に反応したと思います。「ずっと前に死んだ叔父さんの部下だったっていうが、それにしちゃ何かと図々しい奴」と。グンマはそういう高松のゆがんだ部分にも慣れていて、むしろグンマも、高松の様に笑顔でえげつなく生きる術を身に着けていたり。
困った存在なのはキンちゃんで、多分キンちゃんは素直に高松が大好きだと思います。モニター越しに「お願い帰ってきて高松ー」の時のキンちゃんの顔が、「ちっくしょう、この馬鹿野郎、過保護の癖に妙に厳しい」という、親しいものに対する顔でしたから。グンマは「高松、いじけてないで早く帰ってきて」っていう若干上から目線の感じです。
なんにせよ、3年で3人が他人になってしまわなくてよかったです。
幸いキンちゃんはイチゴスーツをダラダラ着ていないので、また高松に身の回りのことをさせるようになったのでしょう。高松も、1人目のグンマの時はいろいろがむしゃらに育児をしたでしょうが、2人目のキンちゃんの時になると、適度に可愛がる余裕を得た様です。
シンタローが高松の復帰に嫌そうな顔をしたら、「メイドが一人いると思ってくれ」とキンちゃんは答えて、シンタローに眼魔砲食らっていそうです。
パプワにせよPAPUWAにせよ、高松の周囲にはグンマ、キンちゃん、サービス、ジャンがいて、ガンマ団の科学班としてのお仕事があるようです。高松とグンマだけだったら、総帥がシンタローの場合予算をもらえないと思うので、資金源と存在意義を与えてくれるサービスの存在は大きいかも。
ジャンと高松は仮面竹馬。(高松はジャンに対して常にトゲトゲしい。ジャンもサービスも気が付いていないけど、かなり来ている。)
チャンネル5に突入するとしたら、きっとジャンが高松の大事なものを滅茶苦茶にしたことも、原因だと思います。「仲間のようでいて〜」というあたりは、可愛いグンマとキンちゃんも含めて、みんな仲間の様だったのに、ジャンはジャンだったという意味だと思います。
高松の悲しい所は、ルーザー様の時といい、グンマとキンちゃんがからんだ悲劇といい、ジャンに対し、舞台から除外するという方法でしか、勝ち負けがつけられないところでしょう。ジャンなので大抵の事に無関心ですし、高松の様に繊細さを大事にする心もない彼には、「苦しめる」という事が出来ません。
精神的な苦しみを与えられず、肉体的にも半永久的に存在できる体なので、日本刀でメッタ斬りにしても実は余り恒久的な効果がありません(※紅のアレ)。 |
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