高松の幸せって何だろうと思いました。よくヤフーの知恵袋に「こんなに尽くしても彼ないし彼女と上手く行きません」という質問を見かけますが、多くの回答の中には「なら別れれば」「もう貴方(貴女)が諦めるしか」等あります。自分は短気なので、前者かもしれません。
高松って女性なら耐えられない人生かなあと(※実質高松は男性なんだが、どうにも女性的な部分がある気がしてならない。サビの特殊な女王傾向ではなくて、もっと一般的な女性像に近い)。妄想部分を含めて。
ルザ様が少なくとも10代の高松に対し、ガンマ団において十分才能を開花出来るようにお膳立てしてくれたのが救いでしょうか。マジックもルザ様の待遇を引き継ぎましたし。
ルザ様に対し「自分にもサビみたいに盲目的な愛情を注いでほしい」と、10代の高松は思ったかもしれませんが、ちゃんと高松が周囲に社会人男性として認められるように育てたルザ様は正しかったと思います。いくら可愛くったって、撫で回すような愛し方だけじゃ、自分の事しか興味のないタダ飯ぐらいになりかねないのですから。
キンちゃんは、高松に若い頃の恋を思い出させてくれるような可愛い子ですが、如何せん原作者の偏愛のせいか、劇中での活躍ぶりはギャグです。
(関係ないけどサッカーの時、半裸のグンマがキンちゃんをシャワーに誘ってる。噂ではキングンキン支持の方へのサービスと聞くが、服ってロッカールームで脱ぐより、シャワーを浴びる前に脱衣場で脱がないだろうか。個人的には脱ぐ前に誘う方が萌える。下着が堂々のガンマ団支給品だったら萌えていいのかどうか迷う。高松は普段から制服や、マジックですらはめる腕章を身に着けてないから、自分で買ってそう。
キンちゃんなんて終盤で無駄に脱がされているし、原作者の偏愛がキンちゃんの頭上にあったのなら、もっと実のある愛情表現が欲しかった。あれじゃあ、シンタローをお風呂に誘う津軽君の様だ。男同士で風呂に入ることくらいでいちいち煽らなくても。
もっとショックなのは、グンマの肩が意外に筋肉質な事だろうか。白衣姿の時は撫で肩に見えたのでごつい印象はなかったけど、可愛らしい顔に反してマッチョだったのか?グンマがマッチョなのが嫌なのでなくて、戦闘系に見えるキンちゃんと体型の描き分けが出来ていないのが困る。インテリ高松の胸筋がやけに立派なのは気にならないのに。
ともあれ、あのサッカーの時、何か怪しいものがないか、高松はチェックしていたのだろうと思う。ティラミスやチョコレートロマンスもいたから抜かりはなかったけど、グンマとキンタローの私物に高松は触らなかった。2人の鞄の中を見ようとしたのは、最後の最後なので、そんなに悪質な変態じゃないと思う。誠意あふるる変態なだけ。
さらに関係ないけど、高松とキンちゃんは3年間の隠居中に、会っていたと思う。3年会わなかったのは、実父や実兄弟を得て、高松以外からの愛を覚えたグンマであって、キンちゃんと高松だけはやっぱり離れられないと思う。高松は必死に「キンタロー様のため」と思って距離を置こうとしたかもしれないけど、物理的にアホみたいな仕事量を抱えたキンちゃんだし。
高松に無償で仕事のフォローをさせ、時々デートっぽい事をしていたのでは。最初の話に戻るけど、「高松の幸せ」って女性だったら耐えられないかも。自営業の彼氏の仕事を無償で手伝い、彼氏の家族に紹介してもらえず、籍も入れないまま年齢ばかり重ねるって。
(キンタローのフォローに隠居中の高松が陰で駆り出されても、シンタローはスルーだと思う。実父の配慮等もタダだと思っている気がするから。)
若い恋人、しかもかつて愛した人の息子に対し、自分が30年間ガンマ団で積み上げてきた仕事を生かしてフォローに入る事は、きっと高松の幸せなんだろうけど見ていて辛いかなと。思考回路は女性のものなのに、愛する人と家庭を持つという幸せには距離を置く高松。
・・・まあジャンの様に、特定の相手に宗教的にこだわり、科学をおもちゃにし、無暗・無責任に生き物に近いロボットを量産して、その後放置する様な事をしないのは、高松の長所。) |
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