madeingermany

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...... 2013年02月12日 の日記 ......
■ PAPUWA雑感   [ NO. 2013021201-1 ]
PAPUWAのアニメを段々見ようと思っているんですが、意外にお馴染みの声優さんが多いです。ハレに子安さん、リキッドに高橋広樹さんと何度も聞いている方の声です。

コミックス込みの雑感として。

■無法地帯。
■南国の頃も無法地帯だったけど、ゴールデンタイムらしい予定調和があったので、子供心に気楽だった。もうこれから大人が大人でなく、子供が子供でない世界が始まるのだなと思った。(ハレは子供達の保護者ではない。リキッドはもっとじっくり過程が描かれていれば違ったかも。)

■本当に「母性」「女性性」抜きで14巻続くんだろうか。男ばっかり出てくる漫画は沢山あるけど、主人公の幼馴染、母、姉、妹等まで省かれるのは稀では。コタローがあんな状態なのに、母親にあたる女性は作品的にノータッチなんだなと思うと怖くなる。無理だと思うけど、パプワ世界にもっと女性が意義ある形で出れば、劇中のトラブルが半減したのでは。

■シンタロー少年も、母親の事を全く話さないマジック父に違和感を感じたのでは。この漫画、「知られたくない事は絶対言わない」傾向が強い。「知らせたら可哀想」という配慮と言うより、「こんな事ばれたらこっちがまずい」と言う感じ。高松もか。
■あと全然関係ないけど過去編での赤の一族の子供が生まれる時、あんなに周囲にゾロゾロいていいのかと思った。習慣的な行動なんだと思うけど、「皆で見よう」という類ものなんだろうか。
■格闘漫画などで女性の出番がなさそうな展開はあれど、パプワの場合は恣意的に「女性」が疎外されている気がしてならない。ハレなんてあの野心、女性に向けたらさぞモテるのに。(女性に対しては紳士という男だったらよかったのに。参考・祇園仮面アラシヤマ)


■サビと高松が女性だったら、ルザ様の件は「妹思いの兄」と「その兄に恋する妹の友達」という至極座りのいいものになるのに。でもサビ妹には覇王マジックやハレがいるからともかく、高松女医はルザ様を失って赤子のグンマ&キンタローを抱えたまま、男社会のガンマ団に居残る事になるので、やっぱり高松は男性でいい。

■そう言いつつ、高松はグンマとキンタローに、「亡くなった貴方のお父様」の事を含羞を見せつつ語っている。子供にとっては一番嬉しい、「自分は2人に望まれて生まれてきたんだ」という実感。グンマにとっては苦い思い出だけと、たくましい子に成長した。(※話半分に聞いて下さい。)
■南国終盤のキンちゃんが初め落ち着かなかったけど、高松に出会ってから素直になったのは、そういう事では。そういう時の高松は芝居じゃない。

■マジックもシンタローを愛していたと思うけど、一対一の強過ぎる愛情って子供には負担じゃないかなと思った。シンタローとコタローの場合もそうで、コタローはシンタローが自分を可愛がってくれるのを理解はしただろうけど、マジックの冷たさも同時に感じてしまったのでは。マジックとシンタローが一緒にコタローを可愛がっていたら、また違ったのかも。

■子育ってって一人じゃないできないというけど、そうなのかも。(あくまでこれは漫画の話です。)幼グンマとキンちゃんの場合、高松の隣りに、ここにはいないはずのルーザーお父様の姿が見えていたんじゃないでしょうか。だから、大人同士の恋愛の様な強迫を感じないで、素直に高松にわがまま言えたのでは。一人だけど、一人じゃない高松。

(・・・亡くなったルザ様の名をかたり、幼児を巻き込んでの高松の自作自演・ガンマ団掌握への道・・・、とも思えなくないんだけど、高松の気持ちは最終的には権力に向いていない気がする。愛する子供を守るための力は欲しいけど、力のための力は求めていない気が。)

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