madeingermany

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...... 2013年02月17日 の日記 ......
■ アニメPAPUWA雑感   [ NO. 2013021701-1 ]
アニメのPAPUWAについての雑感です。

■全くのブツ切り発生、南国の様に一話完結でない分、新規のお客様に優しいアニメだったんだろうか。
■キャラ達が少しづつサービスの様になった。生存競争に貪欲故なえげつなさ(例・高松)ではなくて、財布と舌と虚栄心を満足させるべくえげつない事を平気でする様になった。(悪口じゃなくてそういう作品だと思っている。)
■アラシヤマが好きになった。漫画でもコタローに「そんなに辛かったのか」と言ってたし、アニメでも実直さは健在。多少デリケートに過ぎる男だが、面の皮の厚過ぎる面々の中ではむしろ貴重。遊佐さんの綺麗な関西弁がずっと聞きたかった。いい。

(平川さんの東北弁は「朴訥」重視なんだろうか。正しい東北弁だと思うが、まだ4話しか見ていない分、ミヤギの朴訥でない点が案じられた。ちなみに「〜っぺ」とは群馬でも多用され、東北弁より気短な口調。)

■信じられないくらいコミックスと内容が一緒なのは何故だろう。南国ではチラチラオリジナルを挟んできていたけど、一言一句変わらない。
■大好きな声優さんが多く、好きだったキャラを演じた方も多い。同じ作品、同じキャラでないからある程度の事は覚悟していたが。塔矢アキラ、小狼、ヘタリアの日本の声でそんな事言わないでとは多々思った。

■勝平さん(グンマ)と子安さん(ハレ)については流石に青の一族補正がかかる分、少々の狼藉について突っ込まない自分がいる。まあ青の一族だしという先入観がある。

グンマも別人の様だというより、愛して守ってくれる男達が増えたという結果じゃないだろうか。高松一人分の権限より、マジック・シンタロー・キンタローの庇護の方が大きいわけだし。南国の頃、シンタローに復讐するというだけで、3回も島に自作ロボット(と高松)を引き連れて来たのに、実弟の捜索にはノータッチ気味のマジック長男。
■ハレについては、漫画でもアニメでも南国でもPAPUWAでも、あるがままのハレを受け入れる気持ちでいる。でもリキッドへの拷問絵が、恥ずかしいコスプレ程度にアニメで変更されている点は評価したい。


■コタローの逃亡劇、南国でのシンタローの「家出」を意識しているのだと思うが、24歳のいい大人の「家出」と、6歳から長らく寝たきりだった子供の「家出」では全く違う気が。マジックはシンタローが秘石を持って出てってしまったから「刺客」を向けたけど、同時にシンタローを心配していた。アニメでも、親子愛を語るトウキョウが印象的だった。

先日も書いたが、コタローを本当に心配していないマジック、そして兄のグンマが不安だ。マジックはシンタローに怒られる事を案じ、グンマはあんなに「家族皆で」とPAPUWAで繰り返しているのに、結構ドライに見える。



グンマにとって家族って、高松以上の保護者ではないなら家族でない気がする。小さいコタローは、グンマの保護者にはなりえない。むしろ秘石眼の扱いに疎いグンマには扱いにくい弟だし、その秘石眼の強さ故に、グンマのガンマ団における居場所を奪う可能性もある。それと、サービスめいた贅沢好きな子供を、高松から過保護にされてきたグンマが相手できるのか?自分が高松にしてもらった事を思い出してコタローにしてあげようとしても、結構無理ないか。

PAPUWAのグンマがよく言う「家族、家族」というのが口ばかりだとは思いたくないが、仮に南国の高松が願ったようにグンマが家族と仲良くした所で、秘石眼の強さや父親からの愛され具合で、いくらでも待遇が変化してしまう。

そんな一族に愛するグンマを解き放たざるを得ない高松って、辛かったかも。単に血縁だから愛されるとか、そんな悠長な一団でない事を高松は分っていたと思うけど、そこで生きていくしかグンマにはないのだから。実父が亡くなっている上に、マジックからやや遠い立場のキンちゃんなら、多少高松とも遊べるかも。シンタローの補佐にはミヤギ達もいるはずだし。

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