ふと長崎に修学旅行に行った時の事を思い出しました。駆け足でしたが温暖で、崖の様な地形に、青い海という山岳地帯の県民には珍しい光景でした。そして長崎と言えば、広島と並んで平和が国内でも特に祈念されている場所です。広島の方には行った事がないのですが、長崎には高校生当時、千羽鶴をクラスで折って納めてきたと思います。
多感な頃の思い出であることもあって、よく覚えています。最近、「長崎」出身の漫画家さんの作品を読んで、非常に好戦的で、ギャグとは言え喧嘩相手程度に核ミサイルを落とそうとしたりするキャラがいるので、悩ましく思いました。戦闘を扱った漫画やアニメは世の中に沢山ありますが、戦闘を扱う場合一種の整合性は必要かなと思います。好みで申し訳ありませんが、「るろ剣」の和月先生はそのあたり例えギャグ込みでも、真剣な方です。
(広島をヒロシマと書いた場合と同じように、長崎をナガサキと表記した場合意味合いが変わる。一娯楽作品に対して自分が考えすぎだと思うのだけど、「なかよし」を読むくらいの年頃の子供に知っておいて欲しい歴史の一つ。※柴田亜美著「緊急出動すずめちゃん」の舞台は架空の街、ナガサキシティ。ちなみに特に郷土愛等が盛り込んである内容ではない。なかよしに94年に掲載。)
もう一つ考えすぎな事を書きます。
PAPUWAでキンちゃんがアスの姿を見て激怒しますが、実質的には手を上げていません。キンちゃんは心戦組御一行にも特大の眼魔砲を撃っていますが、負傷者は特にいなかったようです。威嚇だったのでしょう。
ルーザーやマジック、シンタローの描写を見ると、眼魔砲は一度にかなりの数の死傷者を出します。ある程度鍛えているはずのガンマ団のメンバーでも、ルーザーの片手で一気に絶命しています。恐らくキンタローの眼魔砲でも同じくらいの威力があるのだと思います。ですがキンちゃん、南国でもPAPUWAでも暴れてはいますが、人命を奪ってはいないんじゃないかと思います。青の一族で人命を奪わずに済んだ子は、グンマとキンちゃんだけ・・・でしょうか。シンタローは総帥になった後の方が(略)。間接直接の具合は今はどうか不問にさせて下さい。
南国のキンちゃんの当初の目的は、父親と目されたマジックから愛される事だったので、多少思い通りにならなくても殺せません。コタローやハーレムも家族であるという認識上同じです。シンタローに対しても「自分を認めさせる」事が目的で向かっていったので、殺害は目的外です。無意識でもそうだったのでしょう。
PAPUWAのキンちゃんの仕事内容はやたら広くて謎ですが、野戦の指揮官というより事務次官の様なイメージです。開発課兼任だったので、殺伐とした面はやはりミヤギ、トットリ、アラシヤマ、コージの役だったのかもしれません。
アスに対しても腹は立つけど、アスに眼魔砲を撃った所で、傷つけられるのはアスが「乗っ取った体」です。アスは精神だけで逃げられます。キンちゃんが眼魔砲をアスに撃ち、身体的に瀕死の状態になった場合、恐らく全く心戦組と無関係の、ただの「狼国の伊東さん」が苦しむという事も考えられます。「医者(高松)」の目の前で。キンちゃんがそこまで一瞬で考えたのかは分りませんが、「腹立つけど殴らない」でよかったのだと思います。
高松びいきが過ぎて申し訳ありませんが、キンちゃんとグンマ、伊達に「医者」に愛されていないなと。高松のガンマ団における勤務態度に若干の疑問はあれど、高松はキンちゃんとグンマにいい影響を与えたと思っています。「貴方はそんな事をする子じゃありません」とも、南国で言外にキンちゃんに言っていたとも思いますし。
高松の心の隅に、ルーザーが常にいて、ルーザーが配偶者であるかのように振る舞ってしまうのは、もう高松だけの特権でいいじゃないかと思います。・・・コタローも「お前は危険な子」と断言された上に、家族の姿がない所で密閉されていなければ、もう少しどうにかなった・・・・所もあったやもしれません。(記憶喪失状態で完全に高圧的な女王様なので、別の意味で不安な子だけど。) |
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