春になるとこういう人が増えるらしい典型の自分です。グンマの桜の開花は4月中旬なのに。
■PAPUWAのキンちゃんが大人っぽくなったのは、3年間の遠距離恋愛の賜物。「人の話聞かない男」&「可愛過ぎて手放せなくなった男の子」に四半世紀尽くして音を上げた医者が、44歳にして初めて愛する相手に駆け引きを挑んだ成果だと思う。
■その医者、なんでそこまで尽くしてしまったのかというと。「何かしてあげる事でしか相手と繋がっていられなかった」「もう一度愛した相手に自死されたら、今度こそ自分は立ち直れないだろう恐怖に怯えていた」からだと思う。誰か医者に「そんなに自分を安売りしないで」と言ってあげなかったのか。
(仮にルザ様が無事帰還したとしても、幼いキンちゃんを世話しながら「ルーザー様はこの子に全く関心がない」とハレに八つ当たりしている姿が目に浮かぶあたり、何が彼の幸せなのか迷う。依存症は依存していても充実感がないとか楽しくないとか聞くが、彼の場合「え?別にこれは仕事ですし」と言いそう。
私事と仕事に境が大してないのも彼の特徴なんだけど、もうキンタロー坊っちゃんが早く成長して、「父さんより俺の方がお前を幸せに出来そうだ」とか言い出すのを待つしか。自立している人程シンデレラ願望があるとも聞くけど、それは女性の話だった気も。)
■その医者が遠距離恋愛に挑むなんて、どういう風の吹き回しだったのか。多分、正面から「支えてあげる」事が困難な恋人だったから、「なら私は目立たない所から貴方を応援しましょう」と、アッサリ割り切っただけだったのでは。彼は発想が日陰過ぎる。
■でもそんな遠回しの愛情表現でも、素直に喜んでくれる相手だったと。親父さんも伯父・叔父も、従兄弟も他人の献身は当たり前だと思う人達なのに、比較的一族では珍しい方の子。でも怒りっぽい子なので遠距離向きじゃないはず。お互い絶対遠距離向きじゃないのに、3年頑張ったなんて。全部妄想だけど、キンちゃん偉かったなあ。
パプワの高松、どんなに大量の仕事をこなしていても、生徒に理解されにくい小中の先生みたいなだと思っていましたが、リアルにPAPUWAでそんな感じだった様です。高松、グンマの言質から士官学校の養護教諭(いわゆる保健室の先生)、兼、校医(集団健診等で来てくれる市内の病院等の先生)だと思っていたのですが、「教諭」(クラス担当をして教科も持つ先生)もしていたようです。
その上グンマの世話と、ガンマ団の一般の団員の治療までしていたとなると、かなり高松はオーバーワークです。一応他に教諭・医師達はいると思うのですが。
(個人的に、団体活動に馴染めないアラシヤマの学課の方も誰か見ないといけないかなと思うので、グンマ&アラシヤマが高松の個人生徒になればいいと思う。グンマがやる気なさそうだったら、「アラシヤマ君は熱心で素晴らしい」とか褒め出す高松先生。
特異体質故に悩むアラシヤマ少年と、普通の体で生まれたが故にどう努力しても超人的な力が得られない高松先生の話を、5月か8月に出したい。・・・南国で高松がアスに攻撃された時、ジャンはバリアを高松に対し張らなかった。
高松を守れるのに守らなかったジャンが腹立たしいが、ジャンは「高松もバリアを張れる」と思っていたのではと推測した。高松が卑怯だの卑劣だの言われるのは、そうでもしないと、超能力者ぞろいのガンマ団の中で置いて行かれるからなのだが、文字通り殺しても死なない男や、にらんだだけで人が殺せる男達に、高松は劣等感を感じていたんだろうか。
高松は自分に劣等感を感じていたかもしれないが。ただの人間だから、愛した人に愛されなくても仕方ないと思っていたのだろうか。ルザ様は自分と同じ秘石眼を持ったサビ、自分と同じ血が流れるサビを溺愛していたが、別に高松の事を嫌っていたわけじゃない、・・・・だけど高松の事、ルザ様は何とも思っていなかった気がしてならない。信じてあげられなくてごめんなさい。) |
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