パプワというか高松雑感です。いつも以上に頭に花が咲いています。
■物語としてサビ、高松、グンマが女性だったらバランスがよかったのにと思わないでもない。怖いもの見たさと言うのではなく、この物語がバトル漫画でもないのに男性ばかりで、人間関係のバランスが若干謎だから。
マジック達がイギリスの貴族の様に、誇りを持って戦争に挑み、広大なお屋敷ではサビお嬢様と、グンマお嬢様と、ガヴァネス(良家のお嬢様方のための住み込みの女性家庭教師)の高松が、戦争に行ったマジック・ハーレム旦那様や、キンタローお坊ちゃま達の帰りを待っているというのなら、よかったのにと。(性別を無視するならそのまんまなのに。暗殺者集団なのは置いておいて。)
■高松の人生って性別を無視するなら、歪曲しなくてもこんな感じかなと。・・・日本の民法だと父子関係は生んだ母親との婚姻か、認知以外ないんだけど、パプワのマジック達はどうやって法的に父子関係を構築したのか?
婚約中に、婚約者が家庭の事情で自死に追い込まれ、正式な結婚をしてなかったために、生まれてきた子供と親子として認知されないまま、婚約者の家族の家業を手伝いながら、同一敷地内で生活しだす。(※法的には胎児でも認知出来るんだけどそんな配慮はしない婚約者だった・・・)
子供の成人前後に、「実は本当の自分の子供は、同じ頃生まれた、婚約者の兄の子とすり替えた」事を知人にばらされ、いままでは同情的な立場として見られていたのだが、遠方に身を隠す事に。
子供が就職し落ち着くと、「お母さんを楽にしてあげたい」という希望を口にする様になり、婚約者の兄も今更遠ざけても仕方ないと思うようになり、もう一度家業を手伝いながら、子供と一緒に暮らせる様になる。・・・・・70〜80年代頃のドラマにありそう。高松は和服姿がいい。
PAPUWAでハレが持ち逃げした3億円についてなんですが。
■ハレが乗り逃げした戦艦(飛行艦・飛空艦と呼ばれているけど実質戦艦だよなあれ。グンマ上空もよく戦闘機が飛ぶんだけど、音がすさまじい。)の維持費として3億円持って行ったのなら、足りないんじゃないだろうか。マーカー達の人件費を無視した所で、戦艦の維持なんて個人じゃ無理だ。
ハレが乗り逃げした飛行艦を自家用車代わりにしていたとしても、ガンマ団所有の船な訳で、3億円ハレが持っていた所でメンテナンスも出来ず、基地で給油も出来ず、そこらへんで乗り捨てるしかないのでは。ハレ、マーカー、ロッド、Gの中に技師はいなかっただろうし。
(・・・ないと思うけど、隠居中の高松を技師代わりにしていたのなら、戦艦も維持出来るかな。3億円を維持費の中の機材・給油分につぎ込んで、高松に技師代わりになってもらって。高松は放浪中のハレの様子がつかめるので、キンちゃんに情報を流し、「面倒な親戚」が今以上面倒になるのを予防できる。
サビは日々贅沢していているので、切りまくった小切手の始末が謎。わけてもらったライオンパパの遺産を、食いつぶしている事は確実。ジャンがガンマ団の科学班にいるみたいなので、ジャンが貢いでいるのか、シンタロー総帥がサビ叔父に貢いでいるのか・・・。サビ、高松が地味に管理していたルザ様の遺産を、キンちゃんから理由つけて奪おうとして、キンちゃんと高松に怒られて、キンちゃんと疎遠になっていそう。)
■まさかとは思うけど、「3億円家族に持ち逃げしても大丈夫なくらいお金持ちなの、この一族」と原作者が言いたいのだとしたら。確かに個人で3億円持ち逃げするような家庭だったら驚きだが、ハレは特戦隊そのものを持ち逃げしたので、上記の様に3億円じゃ「たかが知れている」。万が一、PAPUWAが一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」みたいな、お金持ちの子弟のコメディなら兎も角。
■どんな社会人でも、働いていれば「お金」に接する事はある。自分個人で「3万円」程度について右往左往する事はあれど、勤め先の会計や、所属している組織が扱う膨大な金額を想像出来れば、「3億円」が中途半端な額であることが明白では。 |
|