madeingermany

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...... 2013年03月03日 の日記 ......
■ PAPUWA雑感   [ NO. 2013030301-1 ]
今しがたアニメのPAPUWAを見終わりました。感想をいくつか書きます。偏っていて申し訳ありません。出ていない高松が脳内に頻出。

■コタローにとって、年上の男性からのハグってものすごい恐怖なんだろうなと。この子は幽閉前にシンタローやグンマに抱っこされていた事を忘れてしまっている様なので、「ハグ」は「怖い屈強なお兄さん達が、赤い服着たもっとおっかないおじさんの指示で、僕を拘束しようとしている」事になるのだなあと。

■だから、南国終盤でマジックが彼なりの精一杯の愛情表現としてハグしても、コタローの中では恐怖が拭われていないのでは。PAPUWA5巻でもマジックがコタローをハグしているけど、あれもコタローへのマジックの愛というより、「シンちゃんがそうしろって言うからパパするんだよ」に近い気が。

シンタローの「何も見るな」の時のハグも、アニメ南国でよくあった兄弟愛としてのハグじゃなくて、コタローの中では猛獣が拘束されるようなイメージだったのでは。パプワって劇中で男女カップルがまず見られないので、必然的に「いわゆる愛情表現」が少ない。

(まさか各種イジメ・ハラスメント・虐待・ゆすり・詐欺・恐喝の数々が愛情だと?オーバーなギャグだと思わせて・・。でも高松がキン・グンにそういう事をしないあたり、やっぱり劇中でマイナスの行為じゃ。キンちゃんも身内のハラスメントには距離を置いているし、グンマは常に安全圏にいる習慣がある。高松は学生・団員相手だと・・・責任とれる範囲での狼藉程度か。・・・ハレは血縁とドクター相手なら割と普通なのに。特戦もリキッド絡みでないと、そこまでじゃなかった気が。)

親子、兄弟での愛情表現としての「ハグ」ですら、このパニックって。誰がコタローのミルクやオシメの世話をしていたのかすら疑問。(多分、学生だったシンタローや実父マジックではない。サビ、ハレも違う。乳母やナニーもいないはず。高松が生後1〜2年くらい面倒みたとか?)



■この作品で言う友達って、まるでお母さんの様だ。「一緒に遊ぶ」「切磋琢磨する」相手ではなく、「自分の全てを無条件に喜んでくれる」相手。むしろ友達付き合いって気を使ったり、違いを認め合ったり、相手の事を考える事に重点がある気がして、自分の思う「友達」が偏っているのか。

■偏った話だけど、男親と男の子はどうしても押しつけがましい部分や、高圧的な部分が出がちかもしれないので、そんなときにお母さんが側にいると安心するのかも。パプワでは全てのキャラに対し「お母さん」の存在が否定されているので、どうにもギスギスする事がある。



■グンマはどう思っているか分からないけど、キン・グンには「お母さん」がいてよかったのかも。厳しいし、謙虚さが一周回って図太く見えるし、子供の世話に熱心過ぎて鬱陶しい時も多いだろうけど、「貴方は望まれて生まれてきたんですよ」と自分達に言ってくれた人が側にいて。

例え「貴方がお生まれになる前に亡くなってしまったお父様も、貴方の誕生を、それはそれは楽しみにしていらっしゃいました」と言った時、やや願望くさくても、いいじゃないか。

・・・南国の目覚めた頃のキンちゃんは、「お前になんか怪我の心配などされたくない」とか「お母さん」に言ったかもしれないけど、「なら、お怪我なんてなさらない事ですね。」とサラッとあしらわれた上に、若干辛そうな顔で消毒とかされて、「ああ、こいつ今俺の事だけ考えている」と思ったかも。

■・・・・キンちゃん、長々しいお仕事の話なんて、仕事の当事者でなくても耳を貸してくれる人は、「お母さん」くらいだから。一生懸命お仕事しているキンちゃんは好ましいけど、基本的にお坊ちゃまなんだなと思う。教育熱心な「お母さん」の言う事はきちんと覚えたと思うけど、一向にアドリブが利かない子。

あとよく高松はズボンのポケットに手を入れる癖があるのだけど、アニメのキンちゃんもよく手を入れている。高松をよく知る人がキンちゃんを見たら、「子供ってお母さんをよく見ているんだな」と思うかも。Content-Disposition: form-data; name="image"


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