madeingermany

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...... 2013年03月14日 の日記 ......
■ 独断と偏見のルザ様・高松雑感   [ NO. 2013031401-1 ]
独断と偏見のルザ様・高松雑感です。高松びいきなので、ルーザーは様付けです。ルーザーって書くとそのまま敗者なので、字数の都合もあり、「ルザ様」と書きます。好き勝手してすみません。

ふと、ルザ様の死はマジックへの諌死だったんじゃなかなと思いました。仕事柄身近に劇薬が余りあるルザ様。やろうと思えば自分の眼魔砲で自分の頭を撃ちぬけるルザ様なのに、何故あえて戦地に行ったのだろうと。そしてルザ様程の身分と戦闘能力を持った人間が、落命する事態っておかしいなと思っています。

(ルザ様の死はガンマ団内では殉職扱いで、変死だった事はマジックが箝口令をしいていたと思う。でもジワジワ団員に漏れて行って、離反すると一族でもこうなるという例として恐怖の対象に・・・・なった時期もあるだろうけど、ミヤギ達には昔過ぎる話。)

わざわざ戦地にルザ様が行った理由。

■ルザ様の内面の変化に気が付いた高松が、絶対に早まった事をさせない様に、鬼のようにくっついていたから(これはあくまで希望。10代からあの過保護ぶりを発揮している事はないといくら高松でも思う。)
■屋敷やガンマ団の施設内で変死があれば、マジック達がいたずらに報道されかねない恐れがあった。(これはどうかなあ。コタローを監禁していた様な人達だし。)
■青の一族として、科学者として、戦闘員としてのプライドがあからさまな自死をルザ様に選ばせなかった。


■そもそもルザ様が死を選んだのは、湧き上がってくれる罪悪感のため。愛するサビに顔向けできないという点に絞られて劇中では語られてる。

しかし。

ルザ様の罪の意識は、サビやジャン以外のもっと大勢の人達を殺してきた事に向いている気がする。「本当にどうしようもない馬鹿だよ、お前らは」と言うルザ様は、「自分がガンマ団の所業を死をもっていさめたのに、いまだに争いが続いている上に、家族同士でもまだ愚かに殺し合っている」と言いたかったのかなと。

ルザ様は死んでしまったライオンパパの仕事や、それを受け継いた兄のマジックを否定する事は出来ないけど、何か言いたくて、あえて戦場での死を選んだのかもしれません。

でも青の一族至上主義っぽいこの人が、そんな大勢のガンマ団によって死んでしまった人達の事を思うのかと思うと、言い切れない部分がなくない。傷ついたサビの姿を見て、サビ一人のためだけに発狂して死を選ぶ様なルザ様だったとは思いたくない。・・・最期の最期で、一族でもないし秘石眼でもない黒髪の子を可愛いと思ってくれたらよかった。高松の見返りを求めない性格が悲しい。



マジックはルザ様の死のメッセージを受け取ったかもしれませんが、25年間弟の遺志を生かそうとは思わなかった様です。むしろルザ様が感じた一族の行いへの罪の意識を否定し、幹部だったルザ様を殉職扱いにする事で、自分の覇業を続行していったと思います。

高松がルザ様の死のメッセージに気がついたかどうかは分りません。気が付いた所で、ルザ様の赤ちゃんをマジックを過信して預けてみたものの、赤ちゃんの顔はジャンにそっくりだわ、眼魔砲は撃てないだわで若干高松もパニックだったのでは。

とろける様に愛らしい赤ちゃんだったグンマを自分で育てると決めたし、普通に赤ちゃんなので手間がかかるし、お金もかかるから仕事も辞められないしで、いまいち生かされないルザ様のメッセージ。

キンちゃんとルザ様は似ていない親子ですが、発想と育ちがお坊ちゃんに過ぎる事が、ゆるぎない共通点だと思います。自分が何か言えば、絶対通ると思っているあたりがそっくり。

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