パプワ雑感です。ほとんど高松についてです。南国7巻でルーザーの姿をしたアスに大怪我負わされていますが、その時の高松って。
■死んだはずの人が目の前にいてパニックだった(もともとひどく極端な脳の持ち主) ■ルーザー様に拒絶された様で、頭が真っ白だった。
■自分の捨てられない恋が、衆人環視の下一人歩きしているのを見ているようで、羞恥に耐えらなくなった。(グンマへの過保護ぶりは?ルザ様の死直後の高松の頭には「ルザ様のお子様(キンちゃん)の幸せ」しかなかった気がする。だから伯父のマジックに無理矢理押し付けた。
グンマはルザ様がいなくなったパニックが落ち着いてから徐々に愛していった気がしないでもない。高松の行動が一貫しているというのなら、高松の中のグンマの優先度は実は・・・という事になる。キンちゃんのためなら、積み重ねたキャリアを捨てて、隠居とかぬかして裏で個人的にサポートに入る様な事を選びそう。だって高松だし。束縛の無い状態の高松ってある意味無双。)
・・・と、いろいろだったと思いますが、幽霊であれ好きな人に石ぶつけられるって相当なショックのはずです。ルーザーの中身がアスであった事を思えば、「一族でもない男が騒いでうるさいからふり払った」くらいの感覚だったと思います。ただし、両秘石の一族や、アラシヤマ達異能者、秘石の影響で独自に進化した生物達と違い、岩をぶつけられたら怪我するのが高松ですが。
生前でも7巻でもルーザー様に拒絶されたと感じ、彼を諦める事が出来たら、高松も幸せになれるのにと思いました。CLAMPの漫画等でよくある、「貴方が私の事を嫌いでも、私は貴方が好き」という気持ちに似ていますが、ある種の完成形、美学だと思う反面、自分の手でしか終わりに出来ない感情程、苦しいものはないと思います。
(恋に恋する、恋する自分に酔っている気持ちに似ているかもしれない。若い時はそれもありだと思うけど、大人になっても酔いしれる気持ちが薄れて空白が出来ると、パニックに近くなるのはもう依存と呼んでもいい。
やっぱり高松は頭のいい人なので、「これではいけない」と思い、あんなに綺麗で長かった髪を切って(女性の様だ。でも勿体ないほど綺麗な髪)、可愛いグンマ、ルザ様に生き写しのキンちゃんの側から3年も離れたのに。仕事とはいえ呼んじゃだめだろう。
キンちゃん、責任とれるんだろうか。キンちゃんが高松に対し、取るべき責任はないのかもしれないけど。ルザ様も、一従業員である高松に私的にしてやる事は特になかったのだけど。
本当にえげつない人だったら、あたかも相手に責任があるように感じさせ、お人好しな青年を丸め込み、進んで責任を取る様に仕向けるかもしれない。・・・ジャンはいい加減な男だけど、彼が言う通り確かに高松は根性が良くないかもしれない。)
サビみたいに。嫌な事があったら兄達のせいにしたり、ルーザーが自分の思っていた様な兄ではなかったと分かれば切り捨てたり、南国で何度も守るとか言っていたシンタローに対して「ジャンがいるからもうシンタローはいい」とでも思っていそうな素振りだったり、精一杯可愛がってくれたルーザーの息子のキンちゃん&甥であるグンマに対し、恐らく「私に従属しない」という理由で無視したり出来たら、高松も楽だろうと・・・思うけどサビはサビ、高松は高松かなと。 |
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