ルザ様について。
したくない事と興味のない事は、しなければいけない事でもしない人だと思っています。実際自分の手でしないといけない事っていうのも少ないくらいのクラスのお人だと思いますし。重ねてきた暗殺については「青の一族だから」としか言いようがないです。
そんなルザ様が、一族の子供でもない高松を見出して一から育てたというのなら、やっぱり高松はルザ様にとって特別だったのかなと思います。ガンマ団で働く人材を育てる場所なら士官学校があるので、ルザ様がわざわざ高松を個別に育てる必要はありません。ましてや何か気に入らない事があれば、相手にしないルザ様なので、高松とは性格的に合う部分もあったのでしょう。
サビやハレを団員として自ら育てる気がなかったあたりが、ルザ様らしいなと思います。ハレの個性とルザ様の個性の相性は劇中の通りですし、サビはお姫様の様に育ちましたし。「可愛い弟達に厳しい仕事はさせられない」と言うより、兄や弟達相手では飽き足らない何かを高松に求めていたんじゃないかなと思います。助手として従属してくれる子も欲しかったでしょうが、それ以上に高松から刺激を感じていたと思います。
高松も大人しいとか従順とか言い難い部分も大いにあるので、そういう部分を我知らずルザ様に見せていて、ルザ様も嫌じゃなさそう。「高松は頑固だなあ」と思っていそう。高松は高松で天才肌のルザ様に心酔していて、ルザ様はルザ様で高松の才能その他に惚れ込んでいそう。
(高松の性格を思ってみても、ルザ様が好きになれなかったら仮病でも使って実家に帰りそうなもの。何かの拍子に高松がふてくされた場合のルザ様の対応って、ものすごく怖いか、ものすごく可愛いかのどっちか。
高松ってルザ様との別れが早過ぎたから、キン・グンとも「育てる」「育てられる」以外の関係が築きにくいのかもしれない。だから、キン・グンが成長してしまうと何か居たたまれなくなったのかも。高松と対等のキャラって劇中にいないも同然だし。)
先に真剣な話を書きます。私の新年度を迎える社会人としての感想とか書くと泣けるので、そういう話は書きません。(というか泣きそうだけど泣きたくない。私にも鼻血出してお守りしてくれるドクターをつけて欲しい。)
南国って、「弟のコタローに会いたいシンタローの話」だとばかり子供の頃思っていたのですが、コタローとシンタローの話は、コタローがシンタローを殺害した時点で終わったらしい事が残念だなあと。何故か南国はシンタローの死が悲しむ場面じゃなくて、なんかこう、次々に新キャラを出すだけのセレモニーになっている気がします。
南国アニメの可愛らしい大谷さんのコタローが好きだっただけに、辛いなあと。PAPUWAでは出番の多いコタローですが、もうあの可愛らしい大谷さんのコタローじゃないんだなと思うと寂しいです。
南国〜PAPUWA間で眠っているコタローに処置を施そうとする高松と、心配してコタローの枕辺にいるシンタローってあり得ると思うのですが、PAPUWAのシンタローだと高松の医療にいちゃもんつけて追い出しそうだなあと思いました。
妄想すると楽しい件の一つに、第一のパプワ島から帰った後のキンちゃんと高松があります。グンマを育てた実績から、キンちゃんにあれこれ指導するのは高松の得意とする所でしょう。
(重ね重ね、高松とグンマ、高松とルザ様は「恋」でない方が自由でいいと思う。グンマにべったりだと思われていた高松が、キンちゃんに鞍替えしたかのように思われてしまっては不本意だけど、ぶっちゃけそんな感じに近い。)
電話一本出る所から、ガンマ団の組織図等、一個一個キンちゃんに仕込む高松と素直に聞いているキンちゃんが目に浮かびます。本当はグンマにも同等に指導したのだけど、いわゆる「幹部」には向かなかったグンマ様。
高松の面白い所は、キンちゃんが独り立ち出来そうになったら、身を離した所です。キンちゃんがグンマやシンタローと一緒になって生意気を言うようになったら、スッといなくなった高松。反抗されて身を引いたと言うより、グンマを育てた時は離れる時期を見失っただけに、キンちゃんにはしっかり自分の足で歩けるようになって欲しかったのだろうと思います。
驚いたのはキンちゃんでしょう。シンタローがマジックに暴言を吐いても、グンマが高松を色々な意味で避けるようになっても、マジックも高松も微動だにしなかったのに、自分が高松に「生意気」を言ったら、隠居された驚愕。それだけ高松がキンちゃんの事を見ていて、自分とグンマの轍を踏まない事を願ったのですが、キンちゃんの事だから怒ったと思います。「俺の前からいなくなっていいとは言っていない」と。
時間がかかってもいいから、いかに自分が高松から愛されているのかキンちゃんが知ってくれるといいなと思います。そして、もしキンちゃんも高松の事を大事にしたいと思うなら、そう高松に伝えてほしいです。 |
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